日沼諭史の「AI活用入門塾」

スマホでもプロンプト一発でアプリが作れる!「Google AI Studio」

 今や当たり前の存在になってきたスマホやパソコンで使えるAIツール。まだ本格的に触れたことがない人でも、便利に使いこなすためのヒントをお届けします。

 バイブコーディング(AIコーディング)という言葉がバズワードになるほど、プログラム作成がAIの大きな活用先の1つとなりました。

 もしかすると、AIコーディングにはパソコンが必要、と思っている人もいるかもしれません。が、「Google AI Studio」ならスマホでも簡単にチャレンジできます。

AI機能やAIコーディングを試せる

Google AI Studio

「Google AI Studio」は、AIを使った機能やアプリ開発を簡単に試せるWebサービス。GoogleのAIモデル「Gemini」を基盤に、チャットや画像・動画生成、音声処理するAI機能を動かしてみたり、Webブラウザ上で動作するアプリを作ったりすることが可能です。

 Webアプリを作ってみたいときはメニューから「New app」を選び、どういうアプリが欲しいかをプロンプト入力するだけ。あまり詳しくない、ざっくりとした説明でかまいません。もちろん日本語でOKです。

メニューから「New app」を選択

 たとえば「AIと対戦できる五目並べゲームを作りたい。一手ごとにAIがフキダシで気合の一言をしゃべる。サイバーな雰囲気で、互いに碁石を置いたとき、5つ並んだときにド派手なエフェクトが出るような演出を追加してほしい」というようなプロンプトを入力し、画面の見た目候補を複数パターンから選択すれば、数分後にはWebアプリができあがります。

ざっくりとしたプロンプトで作成を指示
デザイン候補から気に入ったものを選択

数分で望みのWebアプリが完成、公開も可

数分後、できあがったWebアプリ

 できあがったものは、そのままWebブラウザ上で動作を確かめることができます。今回の「五目並べゲーム」もちゃんとAIと対戦して勝敗が付くまでプレー可能でした。効果音付きで、難易度選択も可能になっているなど、こちらが指示していない要素まで気を利かせて実装してくれています。

碁石を置いたときには花火のような演出

 動作確認するなかで意図していたものと違う箇所が見つかったときは、画面下部の「Chat」タブを押し、追加の要望を指示します。しばらく待てば修正されるので、満足いくまで修正を繰り返し完成度を高めていきましょう。

 最終的に完成したWebアプリは、インターネットで公開して他の人に使ってもらうこともできます。今回のようなゲームだけでなく、(機密情報を扱わない)ちょっとした業務改善ツールを作ってチームや会社で共有するのもよさそうです。

右下の「…」をタップした後、「Sharing」か「Settings」を選ぶ

 ただし、作ったものを他のユーザーにも公開する場合、もしくは継続的にWebアプリを開発する場合は、API利用料金を支払うか、「Google AI」プランへのサブスク登録が必要です。本格的な開発の前に、自分の望むものが本当に作れるのか確かめておきましょう。

「Publish」すれば他の人にも使ってもらえる。ただし費用がかかることがあるので要注意