日沼諭史の「AI活用入門塾」
議事録をパワポや動画にしてみるのはどう?「Gemini Notebook」でプレーンなテキストが七変化
2026年7月31日 07:00
今や当たり前の存在になってきたスマホやパソコンで使えるAIツール。まだ本格的に触れたことがない人でも、便利に使いこなすためのヒントをお届けします。
録音したミーティング音声から文字起こしして議事録を作成するのは、AIツールのおかげで楽になりました。でも、できあがった議事録が長ったらしいテキストだと、後から読み直すのが大変。かといって要約すると大事な要素が抜け落ちてしまう恐れもあります。
そんなときに試してみてほしいのがGoogleの「Gemini Notebook」です。ネットにはない自分たちのデータを対象にAI処理を可能にする、いわゆる「RAG」のような機能を備えているツール。ですが、単純なテキストを凝ったスライド資料にしたり、音声や動画などに「変換」したりすることも可能です。
Gemini Notebookの基本的な使い方
以前はNotebookLMと呼ばれ、最近になって名称変更したGemini Notebookは、取り込んだデータを元にAI処理してさまざまなデータ形式で出力できるツールです。PCはWebブラウザから利用でき、スマホ向けにはアプリも用意されています。
たとえば個人での使い方の例としては、製品説明書のPDFを取り込んでおくことが考えられます。製品の使い方がわからなくなったとき、家電のエラーコードが何を意味するのか知りたいときなどに、チャット形式で質問するだけでピンポイントでその説明書にある内容を元にした回答が得られます。いちいち説明書を引っ張り出してページを繰る必要がなくなるわけです。
Gemini Notebookではそうした「RAG」的な使い方以外にも、テキストデータを音声や動画で解説するコンテンツにしたり、スライド資料やインフォグラフィックにしたり、といったいろいろな「変換」が可能になっています。
議事録をスライド資料や動画に変換
試しに議事録をスライド資料にしてみましょう。プレーンテキストで作成された営業会議の議事録をGemini Notebookにドラッグ&ドロップし、「Studio」機能で「スライド資料」を選択します。変換にあたってのおおざっぱな方向性を設定できるので、それを決めたら作成開始です。あとは少し待つだけ。
事前にまとめ方やデザインテイストなどを指示することもできますが、特に指定しなくても、情報をきれいに整理したうえでインパクトのある見映えのスライドにしてくれます。
営業会議の議事録を元にしたスライド資料では、営業成績や今後の戦略などが視覚的にわかりやすく表現されています。議事録の生テキストや要約文からは得られない気付きも生まれそうです。
また、議事録を解説動画にするのも使い方によっては役に立ちそうです。映像は短いテキストとグラフィックで簡潔に表現され、詳しい内容を音声で解説してくれます。
たとえば会社の上層部やチームリーダー同士が決めた方針を社内・部内向けに発信したいとき、その議事録の抜粋を解説動画にして配布する、なんていうのも良さそうです。効果的に社内や部内に周知でき、社員としても仕事の合間に確認しやすいのではないでしょうか。
あなたの業務内容に最適なアウトプットが可能に
どんな仕事であっても個人的なメモやレポート、タスクリストなど、テキストで作成することはよくあります。そして、たいていはそこから何らかの形でアウトプットもしなければなりません。
最適なアウトプットは何か、というのは業務内容によって変わってきます。でも、スライド、音声、動画、マインドマップ、クイズやインフォグラフィックなど、さまざまなパターンで出力できるGemini Notebookであれば、きっといつでも、あなたの業務の助けになってくれるはずです。














































