日沼諭史の「AI活用入門塾」
裏で作業してユーザーを助ける新AIエージェント「Muse」、フィットネス習慣にも有効かも
2026年10月30日 12:00
今や当たり前の存在になってきたスマホやパソコンで使えるAIツール。まだ本格的に触れたことがない人でも、便利に使いこなすためのヒントをお届けします。
FacebookやInstagramなどを運営するMetaから、新しいAIエージェント「Muse」が登場し、日本国内でも利用できるようになりました。どんな風に活用できるのか、紹介しましょう。
興味関心にマッチする情報が自然と蓄積
「Muse」は、ユーザーの日々の活動をサポートしてもらえるAIエージェント。スマホアプリとWebアプリがあり、ユーザーが指示したことについてクラウド側で自律的に動いて作業してくれます。
ログインにはFacebookやInstagramなどで使用しているMetaアカウントが利用できます。1週間に使える上限(トークン量)が設定されており、その範囲なら無料ですが、超過する場合は月額2,799円からの「パワー」プランや「マキシマム」プランへのアップグレードが必要です。2026年10月現在は、招待コードによる「10億トークン」の特典も用意されています。
Museは、一般的なAIチャットのように、その場で相談して回答をもらうこともできます。が、AIエージェントとして、ユーザーが細かく指示しなくても自律的に動き、時間のかかる複雑な作業も任せられる、というのが強みです。
たとえば買いたい商品の条件をざっくり指定して有力候補を表にまとめてもらったり、旅行の詳細なプランを立ててもらったり。GmailやGoogle カレンダーと連携することでメールや予定を自動で読み取り、ユーザーがするべきタスクを教えてくれたり、といった仕事の補助にも役立ちます。
AIエージェントと会話を繰り返していくと、ユーザーの興味関心を記憶して、必要と思われる情報を「フィード」に逐次追加していく仕組みにもなっています。過去に質問した内容の補足情報を後で足してくれたり、自分の好きな分野の最新ニュースやコラムを探してきてくれたり、というようなことも。
アプリも作成して、ダイエットに向けた習慣化を後押し
Museはスケジュールや目標に沿った長期的な繰り返しの作業も得意です。たとえば先ほどのニュースなどの情報は、毎日決まった時刻にまとめて通知してもらうこともできます。朝起きたら、前日や夜間にあったニュースをすぐにチェックできたりするわけです。
情報を得るだけでなく、アプリを作ってもらうのにも使えます。たとえばフィットネスの習慣化を目的に、筋トレを継続的にサポートしてもらうためのWebアプリを作成してもらう、というような使い方が考えられます。
試しに自分の現在の体重や身長、1か月で2kg減量したい、といった条件や目標を設定してみると、おすすめのトレーニング内容や実施ペースが提案され、トレーニング日には自動で通知するようにスケジュール設定されました。
さらに指示を加えると、筋トレの詳しいやり方をわかりやすく説明するアニメーションを追加し、タイマー機能で順序よく筋トレプログラムをこなせるWebアプリを作ってくれました。こうした成果物は「アーティファクト」として自動で登録されるので、いつでもアクセスしてその日に必要な筋トレに取り組めます。
これまで手作業で取り組むには時間が足りずできなかったことを、すべて任せてしまうもよし。今回の例のようにフットネスの習慣化をサポートしてもらうもよし。昼夜を問わず働き続けるAIエージェントを有効活用できそうなところがないか、ぜひ考えてみてください。













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