日沼諭史の「AI活用入門塾」

地図アプリの新しい使い方「マップに相談」を使いこなそう

 今や当たり前の存在になってきたスマホやパソコンで使えるAIツール。まだ本格的に触れたことがない人でも、便利に使いこなすためのヒントをお届けします。

 WebのサーチエンジンがAIを利用するようになったのと同じように、地図もAIで進化しつつあります。GoogleマップがAI化し、ChatGPTもマップに「対応」。新しい地図アプリの使い方をぜひマスターしましょう。

スマホで使えるGoogleマップの「マップに相談」

 Googleマップでは、「マップに相談」という機能が新たに追加されています。9月末時点では、筆者の環境ではスマホアプリで利用でき、パソコンのWeb版ではまだ利用できませんでした。今後順次各プラットフォームに展開されていくものと思われます。

画面左上にある「マップに相談」ボタンをタップ

 この「マップに相談」機能では、キーワードではなく、自然な文章を使ってチャットでスポット情報を検索できます。

 今までだと地名や「コワーキングスペース」「カフェ」などと入力することで、地図表示している位置付近にある該当スポットを見つけることができました。それに対して「マップに相談」では、「打ち合わせに使いやすいお店」といったようにスポットの種類を直接指定しなくても素早く目的に合った場所を探せます。

「打ち合わせに使いやすいお店」を簡単に見つけることができる

 居酒屋を探したいときも「生魚を避けたい。予算1人4,000円で」といったように細かな条件をきちんと解釈して適切なお店をピックアップ。さらに「お店から帰宅するときの終電とルート」を聞けば乗り換え案内してくれるとともに、地図上でルート表示までしてくれます。

飲み会にちょうどいいお店を探せて、終電使用時のルート検索も

パソコンならChatGPTの「マップ」機能がおすすめ

 一方、AIツールのChatGPTにも「マップ」機能が用意されています。できることはGoogleマップの「マップに相談」に近いものとなっていますが、こちらは反対にスマホアプリからは直接アクセスできず、9月末時点ではパソコンのデスクトップアプリとWeb版での利用に限定されています。

 ナビゲーションメニューから「マップ」を選び、チャット欄に地図で探したいスポットなどの説明を入力すれば、要望にマッチするスポットの詳細情報を表示。さらにチャット内の埋め込み地図に各スポットをプロットします。

ナビゲーションメニューの「探索」から「マップ」を選ぶ
チャットで指示すると埋め込み地図とスポット情報が表示

 自然文で指示や要望を伝えることで、欲しい情報が得られるのはGoogleマップと同じ。ただし、乗り換え案内やルートの地図表示には対応していません。このあたりは独自の地図サービスを長らく提供してきたGoogleマップがその強みをうまく活かせているように感じます。

 今回のように一般によく知られている既存のアプリやサービスに、AI技術が本格的に入り込んできています。この流れはおそらく止まることはないでしょう。AIを活用した新しい使い方に今のうちに慣れておくことが、スマホやパソコンを使いこなすうえで今後ますます大事になってきそうです。