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アドビとPFU、ScanSnapとPDFスペースを組み合わせた活用法を提案
2026年6月15日 18:32
アドビとPFUは6月15日、「紙からPDF、そしてAIへ:PDFの日記念 記者説明会」と題した発表会を開催した。
1993年の6月15日にAdobe AcrobatとPDFが発表されたことから、アドビでは同日を「PDFの日」に設定しており、AI時代におけるPDFの重要性をアピールするため、ドキュメントスキャナー「ScanSnap」を開発・販売するPFUとともに発表会を開催した。
アドビ Document Cloud プリンシパルプロダクトマーケティングマネージャーの立川太郎氏は、PDFについて「今ではあらゆる業種でPDFを使わないものはないというぐらい、かなり一般的に普及してきた。一方で、昨今AIが非常に急激に進化しており、AIが文書業務のあり方も大きく変えてきている」と指摘。
従来は人が読むことが中心だったPDFだが、AIの進化に伴い、AIがPDFを読むケースが多くなり、社内の情報資産を活用していくには、表示される文字や画像以外にもさまざまなデータを格納できる“情報コンテナ”としてのPDFの有用性を理解する必要があるとする。
PFU ドキュメントイメージング事業本部 グローバル戦略統括部 統括部長の轡田大介氏は、「企業の中で重要なデータは紙の中に眠っている」とした上で、こうした非構造化データをスキャンし、AIが理解できる形にし、次のプロセスに受け渡すことが重要だと語る。
そこで生きるのがPDFということで、両氏はScanSnapとAdobe Acrobatを組み合わせた活用法をデモンストレーションした。
アドビでは、PDFをはじめ、さまざまなデータ(100ファイルまで)をアップロードしておくことで、AIアシスタントが情報を整理して回答してくれる「PDFスペース」を昨年12月からAcrobatの有料機能として提供している。GoogleのNotebookLMのアドビ版とも言えるサービスとなっている。
今回のデモでは、ScanSnapでスキャンしたPDFをアップロードすることで、素早く要約できることや、その要約の各項目が元の文書のどの部分から引用したのかを確認できることなどが示された。
その後、元エンジニアという経歴を持つ長野県 浄土宗善立寺 副住職の小路竜嗣氏が登壇し、「お寺のDX」と題したプレゼンテーションを行なった。同氏は、ScanSnapのアンバサダーとして10年間活動しているほか、Manusの公式フェローとしても活動しており、15年間にわたってAdobe製品を使って寺報を作っているという。
檀家を訪問して読経する棚経の依頼ハガキがお盆の季節に300枚ほど届くが、紙で管理していた時代には住職と副住職の間での情報共有がスムーズに進まず、行き違いが発生することもあったが、ScanSnapでPDF化してクラウド上で管理することで、スマートフォンやタブレットから確認できるようになり、問題が解消されたという。
今後はそのデータを「○○地区でお経を希望している檀家さんは何軒ありますか? いつ訪問すべきかリストアップしてください」といった自然言語で相談するワークフローを作りたいとする。
このほか、契約書のレビューを行なったり、過去の寺報をアップロードしておくことで、次の企画を練ることに役立てたりするといった活用事例も紹介。AcrobatのAIアシスタントについて、ファクトチェックが簡単に行なえ、アップロードしたデータが勝手に学習されないという安心感があると語っていた。



































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