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日本HPが自社ノートPCに「Rakuten AI」を採用、オンデバイスとクラウドのハイブリッド
2026年7月29日 19:21
日本HPおよび楽天グループは7月29日、日本HPが今後発売するノートPC全機種に、楽天が提供するAIプラットフォームのPCアプリ「Rakuten AI for Desktop」をバンドルして販売すると発表した。
Rakuten AI for Desktopは、楽天が開発したLLM「Rakuten AI」などをベースにしたAIツールが使えるデスクトップアプリケーション。インターネット接続して利用するクラウドAIと、通信せずにノートPC上で実行するオンデバイスAIの2通りに対応する。
法人向けPCには7月より順次対応し、個人向けPCは2026年秋の対応予定。当面は無料で利用でき、有償化の検討も進めていくとしている。
AIで処理したい場面で素早く機能を呼び出せる
今回の日本HP製ノートPCへのRakuten AI for Desktopのバンドルは、2025年11月に発表した両社の業務提携を受けたもの。スタートメニューなどにデフォルトでRakuten AI for Desktopのアイコンを表示し、それをクリックすることでダウンロードページからアプリ本体を取得して利用することになる。
1つのデスクトップアプリケーションで、クラウドAIとオンデバイスAI(ローカルAI)を切り替えて使える。精度が求められるAI処理にはクラウドAIを、オフライン時や機密情報などを扱う際にはオンデバイスAIを、といったハイブリッドな使い分けを可能にする。
一問一答のAIチャットとして利用でき、たとえば出張時の宿泊先を相談すると楽天トラベルの情報を整理して提案するなど、楽天の各種サービスと情報連携できるのも同社ならではの特徴となっている。
クラウドAIでは音声でやり取りするボイスチャットや、画像データを読み込ませて分析する、といったようなマルチモーダルに対応。オンデバイスAIでも翻訳、要約、文章作成などが可能だ。
さらに、デスクトップにフローティングボタンを常駐させ、そこからクラウド・オンデバイスの両モードに応じた機能を素早く選択して使い始められる。Webブラウザなどでテキスト選択した際、その脇にポップアップツールバー(コンテキストアクションバー)を表示して選択範囲の翻訳や要約、文章整形などを手早く実行する仕組みも用意している。
日本語に最適化された、楽天のさまざまなサービスとも連携する強力なAI
発表会で日本HP代表取締役社長執行役員の岡戸氏は、Rakuten AIが「日本語や日本での利用シーンに最適化されたAI」であること、「70を超える(楽天の)さまざまなサービスと連携する強力なエコシステム」があること、といった強みが法人ユーザーにとって大きなメリットになると解説。
そのうえで、今回のRakuten AIとノートPCの組み合わせを「ハイブリッドAIを日常の中で使うことができるようになる重要なマイルストーン」と位置付ける。両方のAIを「適材適所で利用していくことが大事」とし、「使い分けることでAIの能力を最大化できる」とも語った。
同社は従来より、多様な環境下でデバイスを使用する営業職に着目し、ビジネスノートのセキュリティやモバイルネットワークの接続性にフォーカスしてきた。さらにそこへAIを加えた「三位一体のソリューション」とすることで、「競争の激しい環境下において生産性高く仕事する、営業職のfuture of workを実現できる」と訴えた。
続いて楽天グループ 専務執行役員 Group CAIDO(チーフAI&Dataオフィサー)のティン・ツァイ氏が登壇。同氏は「高速なGPU、NPU、CPUを備えたノートPCが普及しているが、まだハードウェアの性能を十分に活用できていない」と指摘する。
それに対しRakuten AIでは、「ノートPC上のニューラルネットワークフレームワークと、HPのノートPC向けに最適化」を図ったとアピールし、「このPCを使えば旅行やショッピングなど、あらゆる(楽天の)サービスにスムーズにアクセスできる」というメリットが得られるとした。
























































