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AI技術を活用した自動運転バスの通信技術実証

KDDIとみちのりホールディングスが実施

 KDDIとみちのりホールディングスは8月28日、自動運転バスを用いた通信技術実証を実施すると発表した。同実証は、自動運転向けにAIが通信品質を自律的に最適化する通信技術を活用して行なう。

 同実証は、基地局の動作に影響するパラメーターの設定を複数のAIが協力して自律的に最適化する技術を活用し、5G接続性や通信品質の向上を図るとともに、遠隔監視業務の改善効果の可能性や運用負荷の削減可能性を検証する。

実証概要

 通信技術実証では、遠隔監視システムで監視されている自動運転車両が走行している通信環境を対象に、以下の項目を検証する。

  • AIによるRANパラメーター最適化の適用前後で、通信ネットワークの設計・調整業務に係る工数の削減効果を検証。
  • 基地局ログや通信状態の収集・可視化を通じて区間別の通信品質を評価し、実証エリアにて、AIのRANパラメーター最適化による自動運転向け通信品質(5G接続性・電波品質など)の改善効果を検証。
  • 今後の遠隔監視業務を見据え、通信品質と映像品質の関係を評価し、特定の遠隔監視業務における改善可能性を検討。

実証エリア

 同実証は、自動運転ルートとして展開されている「ひたちBRTルート」と「大甕駅周回ルート」の2か所のエリアで実施。ひたちBRTルートでは、2025年2月~2026年3月までバス専用道路を活用したレベル4の自動運転の営業運行実績があり、大甕駅周回ルートは一般道路で自動運転の実証を行なっている。

ひたちBRTルート

  • 2025年2月から、国内最長6.1km区間をレベル4自動運転で営業運行。
  • BRT専用道区間には、バス停が14か所、一般道との交差部が11か所、横断指導線(歩行者などの横断部)が15か所存在。
  • 車両は、中型車両(いすゞ エルガミオ)をベースに、LiDAR、カメラ、ミリ波レーダ、ジャイロセンサ、GPS受信装置などを搭載。

大甕駅周回ルート

  • 大甕駅東口~臨海工場前~大甕工場前を結ぶ、約3.0kmの周回ルートで、2025年1月からレベル2自動運転による実証を実施。
  • 車両は、小型バス車両(ティアフォー Minibus)を使用し、ひたちBRTと同様に、LiDAR、カメラ、ミリ波レーダ、ジャイロセンサ、GPS受信装置などを搭載。