レビュー
着脱式ユニット採用のオーディオグラス「Amphium STEREO」
2026年6月12日 10:00
Amphium(アンフィウム)ブランドを展開するFreimworkは、スマートフォンと接続して使えるオーディオグラス「Amphium STEREO」を6月22日に発売する。Amazonでは12日から予約販売が行なわれる。通常価格は19,800円だが、予約期間中は15,800円で販売される。
Amphium STEREOは、スポーツサングラス型のオーディオグラス。左右のテンプル(つる)の途中に着脱式のコアモジュールを備えており、オープンイヤー型のヘッドホンのように利用できる。スマートフォンとはBluetoothで接続し、音漏れを抑制しながらクリアに音楽などを楽しめる。
マイクも搭載されており、グラスをかけたまま通話したり、スマートフォンのAIアシスタント機能を呼び出したりできる。最大10時間の音楽再生、最大6時間の通話ができるほか、IP54相当の防塵・防滴性能も備える。
発売に先立ち、試用する機会があったので、Amphium STEREOをかけてサイクリングに出かけてみた。
サイクリング時には20km/hを超えたあたりから風切音が強くなるので、一般的なオーディオグラスではかなり音量を上げる必要があったが、Amphium STEREOの場合、耳に向けてスピーカーが配置されているため、音量を目一杯上げなくてもクリアに聞こえるのがうれしい。
ディスプレイやカメラは搭載しておらず、AIをバリバリ活用できるスマートグラスとは異なる、いわゆるオーディオグラスに位置づけられる製品で、「Hi, ○○」「Hey, ○○」といったウェイクワードではなく、AIアシスタントなどはボタンを押して呼び出した後、話しかけて利用することになる。
左右のコアモジュールにはそれぞれボタンが用意されており、電源のON/OFF、音量の調節などの操作に対応している。ちなみに、完全独立型のワイヤレスイヤホンなどでは、充電ケースから取り出すと左右両方のイヤホンの電源がONになるが、同製品の場合、左右それぞれのボタンを押して電源を入れる必要があり、そこは儀式として受け入れる必要がある。電源をOFFにする時は片方のボタンで大丈夫だ。
Freimworkによれば、物理ボタンにしているのは、運動中に画面を見なくても手探りで操作しやすく、誤操作を減らすため。タッチ式の場合、汗をかいた時に反応が不安定になったり、誤操作が起きやすいこともあり、あえて物理ボタンを採用したのだとか。
また、左右をそれぞれ個別に電源ONにできる仕様にしているのは、イヤホンのように片側だけを使いたいというニーズを想定しているためで、用途やシーンに応じて片側だけでも使えるように工夫しているとのこと。なるほど、そういうことだったのか。
そして、面白いのはトランシーバー(PTT)アプリ「Zello」と連携させる機能。アプリをインストールし、ハードウェアボタンとしてAmphium STEREO(PTT-Z01)を登録しておくと、左右のどちらかの後ろボタンを押している間、トランシーバーのように音声メッセージを相手に送れるようになっている。
スマートフォンをサイクリングジャージの背中のポケットに入れていても、グラスのボタンを押せば相手に音声でメッセージを送れるというのは本当にありがたいし、なんだか無線機をつけて走るプロのロードレーサーのようで格好いい。Zelloはグループを作って使うこともできるので、1対1の電話とはまた違ったチームプレイも可能になる。
今回登場したのはスポーツサングラス型となっているが、コアモジュールはグラス本体から着脱できるため、マウントの形状が一致すれば、異なるデザインのグラスでもそのまま利用できるはずだ。バンドを交換できるスマートウォッチのような設計思想は興味深く、カラーバリエーションや一般的なメガネ型、場合によってはヘルメットやキャップのような領域への応用など、今後の広がりを期待せずにはいられない。















































