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ソフトバンクと東北大学、防災研究の社会実装でAIを活用

(左から)ソフトバンク 次世代事業開発本部 本部長の淺沼邦光、ソフトバンク 常務執行役員の丹波廣寅氏、東北大学 副理事(産学連携担当)の小田喜夫氏、東北大学 災害科学国際研究所 所長の越村俊一氏

 ソフトバンクと東北大学は、8月1日に「ソフトバンク・東北大学 AI for Disaster Science 共創研究所」を東北大学災害科学国際研究所内に設立すると発表した。

 東北大学では東日本大震災の教訓に基づいて防災や減災に関する実践的な研究を行なっているが、そこにソフトバンクが保有するAI関連の技術やノウハウを組み合わせることで、防災に特化した大規模言語モデル(LLM)や視覚言語モデル(VLM)、AIエージェントなどの研究開発を進めていく。

 東北大学 災害科学国際研究所 所長の越村俊一氏によれば、過去の災害記録や対応記録とともに、失敗・教訓なども学習した防災AIと、東北大学が研究開発する災害デジタルツインを融合させ、自治体職員などが防災計画や事前復興計画を立てたり、災害対応にあたったりすることをサポートできるようにしていく。

 こうした技術の社会実装が進めば、「あなたのいるビルは10分後に2階まで浸水します。今すぐ3階以上へ逃げてください」といった、一人ひとりの状況に合わせた具体的な避難指示が自然言語で届くようになるとのこと。

 ソフトバンク 次世代事業開発本部 本部長の淺沼邦光氏によると、まずは津波災害をテーマに社会実装に取り組んだ後、地震や火山など、他の災害にも応用していく方針。2026年度は宮崎県日向市の南海トラフ地震を想定した防災訓練において、ドローンによる避難支援の有効性を検証する実証実験を行なう予定だという。