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NTT-TX、高セキュリティなオンプレAIで構内電話の双方向通訳を実現

オンプレミス型IP-PBX「Crossway」

 NTTテクノクロスは、オンプレミス型IP-PBX「Crossway(クロスウェイ)」の新機能として、音声データを外部クラウドに送信せずに利用できるリアルタイム「AI音声通訳」オプションの提供を開始した。

 日本では外国人労働者が年々増加し、製造業・物流・介護・自治体窓口など、さまざまな現場で多国籍化が進んでいる。中でも最大の受け入れ先である製造業では、外国人労働者が60万人を超えており、特にベトナム出身者が全体の約4割を占めている。

 一方現場では、安全指示や品質管理、設備トラブル時の状況確認など、極めて高い正確性が求められるコミュニケーションが不可欠となる。しかし、言語の壁により「指示が正しく伝わったか不安」「母国語でないためトラブルを正確に報告できない」といった、管理者・従業員双方の心理的ストレスが生じており、意思疎通のズレが作業効率や現場の安全性に大きな影響を与えていた。

 同社はこうした課題に対し、オンプレミス型IP-PBX「Crossway」に、リアルタイムな双方向通訳を可能にする「AI音声通訳」オプションを開発・提供する。同オプションは、施設内完結のセキュアな環境のもと、在留外国人の多い「日本語・ベトナム語・英語」に対応し、使い慣れた構内電話機を通じたスムーズな音声通訳を実現する。

同機能の特徴

クラウドへデータを送らないオンプレミス設計で機密情報を保護

 すべての音声認識・翻訳処理を施設内のオンプレミス環境で完結。音声データや会話ログを外部クラウドに送信しない。外部ネットワークと遮断された工場OTゾーンのセキュリティポリシーにも適合し、厳格なセキュリティ要件や機密保持が求められる環境でも導入できる。

受話器を取るだけで即座に通訳開始

 通常通り通話を開始するだけで、日本語・ベトナム語・英語の音声をリアルタイムで双方向通訳が始まる。自動通訳してくれるため特別な操作は不要となる。

独自の専門用語・設備名等を辞書登録し、誤訳を防止

 現場固有の用語集を辞書登録可能。製品型番や工程名、部署名、現場での通称など、それぞれの現場で使用される専門用語を正確に通訳する。指示の聞き間違いや誤認による作業ミスや手戻りを防ぎ、実務に即したコミュニケーションを実現する。

「AI音声通訳」の動作イメージ

既存設備を活用し、端末コスト・管理負荷を最小化

 すでに「Crossway」を採用している企業は、接続されている構内電話機・スマートフォン・スピーカー端末などをそのまま利用可能。既存の設備を活用することで、新たに専用端末を購入・管理するコストや手間を低減する。