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松尾研究所とエスプール、障がい者雇用の現場にフィジカルAIを活用

 松尾研究所とエスプールは、障がい者雇用支援領域におけるフィジカルAIの活用可能性を検討する共同プロジェクトを9月より開始した。

 同プロジェクトでは、エスプールグループが展開する障がい者雇用支援事業の現場を起点に、作業負荷の軽減や生産性の向上、働き方や業務の選択肢の拡大につながるフィジカルAIのユースケースを検証していく。

 具体的には、9月から11月までの約3か月間、エスプールプラスが運営する障がい者雇用支援サービス「わーくはぴねす農園」を対象に、現地での観察・ヒアリングを通じ、フィジカルAIの活用可能性を見据え実現可能か検証候補のテーマを選定。フィジカルAIを1度に実現するのではなく、現場課題に対する事業価値と技術的実現性を整理し、社会実装に必要な技術・データ・運用上の要素を段階的に検証する第一段階として位置づけている。

 松尾研究所は、東京大学 大学院 工学系研究科 松尾・岩澤研究室とビジョンを共有し、AI・ロボティクス・LLM等に関する研究知見と社会実装の経験を活かし、プロジェクト全体を主導する。現地観察・ヒアリングの設計、ビジネス面・技術面の評価軸設計、候補ユースケースの抽出・評価、技術的実現性のレビュー、優先順位付け、テーマの検証方針整理、および最終報告書の作成までを一貫して推進していく。

 今後、選定テーマについて、目的、検証内容、成功条件、想定する技術・データ、検証環境などを整理し、実施判断につなげていく。同プロジェクトで得られた知見は、全国64拠点で展開する「わーくはぴねす農園」への横展開や、障がい者雇用支援における新たなサービス開発に活かしていく。単に人の仕事を機械に置き換えるのではなく、人とロボットが相互に補完し合う働き方の実現を目指す。