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進化するスマートグラス「Even G2」、今後のアップデート計画を発表
2026年7月18日 00:19
スマートグラス「Even G2」などを開発・販売するEven Realitiesは7月17日、Evenシリーズのユーザーや開発者に向けたイベント「Even Day Japan 2026 supported by JUN GINZA」を都内で開催した。
イベントの開催にあわせ、Founder & CEOのWill Wong氏が来日し、来場者に感謝の意を伝えるとともに、直近の数か月で予定しているアップデート計画などについて語った。
Wong氏は、最近ローンチした「ターミナルモード」について、「Claude CodeやCodexにリンクして、グラス上で直接話しかけることができる。リリースした時、多くの方からこれこそ開発者にとってのキラーアプリだと言われた。今では多くの人がこれを使って、どこでも好きな場所でコーディングを楽しんでいる。私たちはこれが非常に重要な体験だと思っている」とした上で、「この体験はまだ初期段階で、私たちが望むほど洗練されていない。例えば、PCとグラスの切り替えがシームレスに行なえない。他のコーディングエージェントのサポートも十分ではない。間違いなく数か月のうちに、遥かに優れたバージョンをお届けするので乞うご期待」と自信を見せた。
同氏が毎日使っているという会話サポート機能については、「最近、翻訳機能を統合し、会議メモを取りながら使えるようになった。しかし、AI Ques(AIキュー)はさらなる機能向上が可能で、パーソナライズされたナレッジベースを持てないか、AIキューエージェントをカスタマイズできないかというリクエストもある。現在、それに取り組んでいる。Prep Notes(準備メモ)も導入したが、まだ十分ではない。今後、2~3か月の間に会話サポート機能に非常に大きなアップデートがあるので、注目してほしい」とのこと。
音声でAIに質問できるEven AIについては、「現在のEven AIも便利だが、それほど強力ではない。世の中にある他のエージェントやチャットボットと比べると、十分な機能がなく、十分なメモリーシステムもない。最近、エージェントチームを立ち上げ、Even AIを改善するために大量にリソースを投入する。これも今後1~2か月で期待できることだ」とする。
Even G2上で動作するプラグイン(アプリ)を配信するEven Hubについては、「3か月前に立ち上げた時には、SDKやドキュメントを用意するなど、主に開発者の体験に焦点を当てていた。しかし、ユーザーの視点からはその体験は十分ではない。多くの人がメニューにもっとアプリを入れられないか、フォルダーを作れないか、異なるアクセス方法を持てないのか、と尋ねる。時々安定しなかったり、素早く起動しなかったりすることもある。さらに、アプリが探しにくい。そこで、今後2~3か月のうちにEven Hubのフロントインターフェイスを再構築することにした」という。
こうした機能改善を継続していくには、ユーザーの声や開発者のアイデアが重要だとする同氏は、「最高のアイデアのいくつかは、こうした環境や交流の中から生まれる」と述べ、今回のイベント開催の意義を強調する。
同氏は、自身がアップルでエンジニアとして働いていた頃を振り返り、「私は本当に筋金入りのアップルおたくだった。iPodやiPhoneを手にした時には興奮した。その時、ハードウェアの分野でキャリアを積みたいと決心してアップルに入社したが、1年ほど経ってかなり失望した。大胆な決断で革新を続けると期待していたが、彼らは毎年慎重さを増し、より安全な賭けをするようになっていた。3年が経ち、もし私がiPhoneの次の時代を象徴するような製品を作る手助けをしたいのなら、それはおそらくアップルではないと感じた」として、シリコンバレーを離れ、サプライチェーンが集まる深圳をベースに自社を立ち上げたと語った。
そして、自動車産業におけるテスラやAI業界におけるOpenAIやAnthropicを例に挙げつつ、「私たちはこの業界のテスラになりたい。この業界のOpenAI、この業界のAnthropicになりたい。私たちはアップルやサムスンに立ち向かうことを恐れていない。大企業よりもエキサイティングな製品を作り、大企業よりもお客さまに寄り添う。それが私たちが到達したい未来だ」と熱弁を振るった。
その後、Even G2を愛用するユーザーや開発者の代表者3名が登壇し、Even G2のリアルタイム翻訳機能を活用して日本語と英語が入り交じった形でパネルディスカッションが行なわれた。
Wong氏は、改めてコミュニティからのフィードバックの重要性を訴えかけ、さっそく壇上の3人からかなり濃いめのリクエストが返された。例えば、タッチパッドの長押しアクションを開発者にも解放してほしいとのリクエストに対しては、近々、ジェスチャーまわりのロジックを見直すことが宣言された。
イベント参加者の多くがEven G2をかけているという異様な光景だけに、参加者からの質問タイムでの質問もかなり濃い。Even Hubを使わずにBluetooth経由で直接グラス上に表示しようという有志の取り組みについて意見を求められたWong氏は、「私たちはリバースエンジニアリングは推奨しないが、禁止するのも好きじゃない。そうしたいと思われるのはEven Hubが十分じゃない証で、それが改善に向けたモチベーションを私たちに与えてくれる」と笑顔で語り、さらなる改善を約束した。








































