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訪問看護・介護向けAI記録自動生成サービス「スタンドLM」の実証検証
ENBASEといいじま訪問診療クリニックが共同で開始
2026年5月12日 14:01
ENBASEは、訪問看護・介護向けAI記録自動生成サービス「スタンドLM」のAIを活用した訪問看護の業務支援に関する実証検証(以下、PoC)を、いいじま訪問診療クリニックと共同で5月から開始した。
スタンドLMは、訪問看護・訪問介護の記録を会話から自動化するAIアシスタント。ケア中の会話をリアルタイムに解析し、SOAP形式など事業所の運用に合わせた形式で業務記録を自動生成し、訪問看護計画書や過去の訪問履歴を統合的に解析することで、現場の文脈に即した高品質な記録を提供する。
実証検証の背景
在宅医療の現場では、訪問看護師から医師への報告の質が患者の安全に直結する。しかし、限られた時間で多くの情報を整理し医師に伝える必要があるため、報告の粒度や構成にばらつきが生じやすいという課題がある。
また、在宅療養中の患者が抱える痛み・不安・孤独感などの感情は、一概に言葉で明確に表現されるとは限らない。こうした非言語的なサインを拾い上げ、ケアチーム全体で共有する仕組みが求められている。
同PoCでは、AIによる会話データ解析を通じて、報告の標準化と感情の可視化を実現できるかを検証している。
実証検証の概要
同PoCでは、以下の2つのテーマに取り組む。
テーマ1:看護師から医師への報告精度の向上
ケア中の会話データをAIが解析し、SBAR(Situation・Background・Assessment・Recommendation)形式の報告書を自動生成。患者の状態に応じた適切なアセスメントスケール(疼痛評価・ADL評価など)をAIが看護師に提案し、報告書への記載をサポートする。
これにより、医師が迅速かつ的確に判断できる報告体制の構築を目指す。
テーマ2:患者の感情・心理状態の読み取り支援
会話に現れる患者の感情表出をAIが解析し、看護師・医師・ケアチーム間で共有可能なレポートとして可視化。患者が言語化しづらい感情や心理的な変化を捉えることで、ケア方針の判断材料を増やし、状態変化の予兆検知やトラブルを未然に防止する。
また、解析結果は経験豊富な看護師の気づきを可視化する教材として、新人育成への応用も視野に入れている。
今後の展望
同PoCでは、実臨床の現場で得られる看護師・医師からのフィードバックをもとにAIの精度改善を重ね、実用化を目指す。検証成果はスタンドLMのサービスに順次反映し、訪問看護ステーションと医療機関、ケアマネジャーをはじめとする多職種間の連携強化、そして在宅ケア品質の向上に貢献していくという。





























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