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羽田空港でヒューマノイドロボット活用に向けた実証実験

GMO AI&ロボティクス商事とJALグランドサービスが協働

 GMO AI&ロボティクス商事とJALグランドサービスは2026年5月から、国内初となる空港でのヒューマノイドロボット活用に向けた実証実験を開始する。実証実験では、JALグループの国内主要空港のグランドハンドリング業務全般(手荷物・貨物の搭降載、機内清掃など)で、ヒューマノイドロボットを活用できるかどうか検証する。

実証実験の概要

 同実証実験では、羽田空港で中長期的かつ段階的な検証が進められる。初期段階では空港での業務の可視化・分析を進め、ヒューマノイドロボットが安全に作業できる領域を特定する。

 その後、実際の空港を想定した動作検証を重ね、将来的にヒューマノイドロボットが人の作業を補完することで、省人化と作業負荷軽減による持続可能なオペレーション体制の実現を目指す。

それぞれの役割

 JALグランドサービスは、1951年の創立以来培ってきたグランドハンドリングの経験と技術を活かし、空港現場の知見提供、業務要件の定義、安全基準への適合性評価などを実施。国内主要空港における豊富な運用実績をもとに、実用化に向けた課題抽出と解決策の検討を推進する。

 GMO AI&ロボティクス商事は、ヒューマノイドロボットの提供および動作プログラムの開発・最適化を担当。同社が展開する「ヒューマノイド派遣サービス」で得られたヒューマノイドロボットの現場活用に関するノウハウと、2026年4月7日にオープンしたフィジカルAI研究開発拠点の「GMOヒューマノイド・ラボ 渋谷ショーケース」を活用し、空港業務に適したロボットソリューションを構築する。

今後の展望

 JALグランドサービスは、「本実証実験を通じて、ヒューマノイドロボットが空港業務の現場で安全かつ効果的に稼働できる環境の構築を目指してまいります。グランドハンドリング業務の人財不足という業界共通の課題に対し、AIとロボティクス技術による新たなソリューションを提示することで、航空業界の持続的な発展と、空港における働き方改革の推進に貢献してまいります」としている。

 GMOインターネットグループは、「2026年を『ヒューマノイド元年』と位置づけ、AIとロボティクスの融合による社会課題の解決に取り組んでおります。今回の実証実験は、ヒューマノイドロボットの社会実装を加速させる重要な一歩と位置づけており、今後も多様な業界との連携を通じて、人とロボットが共存する社会の実現を推進してまいります」とした。