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KDDIら、AIで国内外サプライチェーンの脆弱性管理を効率化

同ソリューションの概要

 KDDIは10月28日、KDDI総合研究所およびラックと共同で、企業のシステムやネットワーク機器、ソフトウェアに潜むセキュリティーリスク診断を効率化する「AI脆弱性管理ソリューション」の提供を開始した。同ソリューションは、国内外に展開する企業グループや取引先企業も対象としている。なお、10月28日から12月28日まで「AIネットワークコンフィグ診断」の無償トライアルを実施している。

同ソリューションの概要

 同ソリューションでは、企業ネットワークの設計・構築・運用を担うKDDIと、セキュリティーの最前線で事業展開してきたラック、KDDI総合研究所のAI・セキュリティー技術を活用し、顧客のネットワーク構成やシステム環境を踏まえた上でセキュリティーリスクを評価する。ネットワーク・インフラ、ミドルウェア・OS、アプリケーションの異なる3つのレイヤーを外側から内側まで横断的に診断・評価する。3つの診断結果を連携することで、単一の診断では特定が困難なシステム内部への侵入経路を可視化し、優先的に対処すべき課題を提示する。

侵入経路診断(DiaForce by ラック/提供:ラック)

  • インターネットから外部に公開されているシステムやネットワークの境界を、攻撃者の視点から診断
  • 外部からアクセス可能な資産やポートの公開情報などを確認し、外部からの攻撃の入口となり得る箇所を可視化
  • ラックが30年以上にわたり蓄積してきた診断実績、最新の脅威情報、独自開発ツールなどを活用し、システム全体の侵入経路や潜在的なリスクを多角的に分析・評価
  • 海外拠点や子会社などを含めたIT環境を対象に、外部公開資産や攻撃対象領域におけるリスクの把握を支援

AIネットワークコンフィグ診断(提供:KDDI)

  • KDDIの設計・運用知見を反映したAIがファイアウオールなどのネットワーク設定(コンフィグ)を解析し、過剰な通信許可や多要素認証(MFA)未設定などの設定不備を自動抽出
  • ネットワーク機器やOSの脆弱性、EoL(End of Life)・EoS(End of Support)の状況、アカウント設定、管理画面へのアクセス制御、多要素認証、セキュリティーポリシーなどを確認し、機器の設定不備や不要な通信経路などによるリスクを可視化
  • AIの解析結果を専門家が評価し、診断レポートとともに、改善策・次の対策を提案

AIソフトウェア診断(提供:KDDI)

  • フロンティアAIを活用した複数のAIエージェントがソフトウェアのソースコードを分析し、コード上の不備や潜在的な脆弱性を高精度に検出
  • KDDI総合研究所内の「サイバーインテリジェンス研究所」が有するセキュリティー知見とAIの解析力を融合する独自の制御フレームワーク(特許出願中)を採用。業界標準の脆弱性検出評価ベンチマークである「OWASP Benchmark」を用いた検証において、他社AIソリューションと同等以上の性能を達成
  • 最新のサイバー脅威情報と、米国CISAが定める脆弱性対応指針「BOD 26-04」を活用し、悪用リスクの高い脆弱性を優先的に抽出。従来、人手で多くの時間を要していたトリアージ(優先順位付け)を自動化し、セキュリティー対策の迅速化を支援