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創業者兼CEOのMQ Wang氏が語る「HOVERAir VERSA」の魅力

ZERO ZERO ROBOTICS 創業者兼CEOのMQ Wang氏

 ZERO ZERO ROBOTICSは9月7日、手持ちのポケットカメラと空を飛ぶフライングカメラの機能を1台に融合した「HOVERAir VERSA(ホバーエア・バーサ)」に関する国内発表会を開催した。発表会では創業者兼CEOのMQ Wang氏が登壇し、開発の背景や製品に搭載したAI技術などについてのプレゼンテーションを行なった。

 Wang氏は創業以来、従来の「ドローン」という言葉が持つ危険や複雑といったイメージを避け、誰もが日常で安全に使える「フライングカメラ」という概念を一貫して提示してきたと振り返る。今回登場したHOVERAir VERSAは、日常的な手持ち撮影の手軽さと、空からのダイナミックな撮影体験を高次元で融合させた、同氏の強い思いが結集したポケットサイズのカメラとされる。

 単体では3軸ジンバルとタッチスクリーンを備えたポケットカメラとして機能する。搭載されたセンサーは17.5段のダイナミックレンジを実現しており、明暗差の激しい夕焼けや暗所での撮影でも黒潰れや白飛びを防ぎ、鮮明な映像を記録する。

HOVERAir VERSA
ディスプレイ部は撮影スタイルにあわせて90度回転させられるようになっている

 それを「フライトキット」に装着すると、即座に手のひらから自動離着陸が可能なフライングカメラへと変形する。飛行時の総重量は約230gとなるが、1kgあたり320Whを誇る高密度バッテリーの採用や、発熱問題を克服する4nmプロセッサーの搭載により、ハイパフォーマンスとスタミナを確保したという。

MQ Wang氏による「HOVERAir VERSA」の飛行デモ

 本体とフライトキットの接合部には5kgの荷重に耐えるカスタムマグネット機構を採用し、フレームには自社開発の高弾性素材を使用することで、飛行中の脱落を防ぐ堅牢な構造を実現しているとのことだ。

 同製品の最大の強みは、本体に内蔵された高度なAI機能群となる。

AI関連の機能

 集合写真などを撮影する際には、AIが被写体の位置関係や空間のフレーミングを自律的に判断し、全員が収まる最適な撮影ポジションへとカメラを誘導する「AIフレーミング」が利用できる。

 さらに「3D Worlds」機能では、従来の単なる周回撮影にとどまらず、周回しながら周囲の空間データを認識し、3Dデータとして再構築できる。これにより、ユーザーは撮影後に任意の角度や視点から映像を直感的に編集できる。

 また、別途利用料金が発生するが「AI自動編集」機能では、撮影者自身の当事者目線と空撮による第三者目線をAIが巧みにミックスする。Wang氏は、「その場の空気感や思い出を一つの物語として構築するストーリーテリング体験を提供できる」とアピールする。

 あわせて、小型のリモコン「MiCo」も用意され、直感的なマニュアル操作や音声認識による操作が可能となっている。なお、音声操作については日本国内での提供時期や対応状況は未定とされている。

MiCo

 国内では9月29日からクラウドファンディングのMakuakeで先行販売が開始される。通常価格は、基本セットとなる「スターターセット」が139,800円、予備バッテリーやMiCoなどがセットになった「オールインワンセット」が177,800円となっているが、Makuakeではそれぞれ数量限定で127,900円、162,600円で販売される。

国内での販売価格

 なお、日本においては100g以上のドローンは機体登録が航空法により義務付けられており、同製品もその対象となる点には注意が必要だ。