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最新版「IBM Bob」で運用可能なソフトウェアの迅速な開発を支援
2026年7月15日 12:11
IBMは、エンタープライズ向けAIコーディング・エージェント(開発支援パートナー)「IBM Bob」の新機能を発表した。新機能は下記の通り。
- ビルトインでの利用状況の可視化とコスト最適化:新機能「Bobalytics」により、AI利用状況の把握、リソース配分、運用状況の監視が可能になり、企業は社内ポリシーに沿ってAI利用を効率的に拡張できる。
- 並列かつモデル・ネイティブなツール呼び出し:AIモデルが複数のツールを一度に呼び出し、並列処理できるようになった。
- サブ・エージェントによる大規模コンテキスト管理:ファイルの読み込みや検索、関数の追跡などAIによる探索処理はコンテキスト・サイズを肥大化させ、コスト増加につながる場合がある。IBM Bobのサブエージェントが独立したコンテキスト内で複雑な処理を実行することで、高速な応答とコスト管理を両立する。
マルチエージェント機能に加え、AIの利用状況やコストを可視化する分析機能およびエンタープライズ・システムのモダナイゼーションを支援する事前構築済みの専用、かつ開発プロセス自動化支援機能としてのワークフローを提供する。
企業や組織がAIを活用して大量のコードを生成するようになった一方で、ソフトウェア開発の課題は別の工程へ移行しており、調査対象となったDevSecOps担当者の85%が「AIによって開発のボトルネックはコード作成からレビューや検証へ移った」と回答した。
IBM Bobは、ソフトウェア・エンジニアリングのあらゆる工程でAIを活用できるよう設計されており、AIを個別の業務に対応する単一の開発インターフェースに限定するのではなく、ソフトウェア開発ライフサイクル全体を通じてチームが連携できる統合された基盤を提供する。
多くの企業のエンジニアは、コストと性能のバランスを考慮しながら手動でAIモデルを選択しているが、その結果は一貫せず、コストも予測しにくい状況にある。
今回の新機能では、モデル選択だけでなくAI実行基盤全体を最適化できるようになり、業務に応じて最適なモデルを割り当て、複数のエージェント間でAI処理を調整するサブ・エージェントとともに、新たに提供する「Bobalytics」により、生産性、品質、パフォーマンス、コストを可視化することで、企業が大規模なAI最適化を実現できるよう支援する。
開発チームは、コード生成だけでなく、レガシー・アプリケーションの更新やIBM Z、IBM i、Java環境のモダナイゼーションといった、より大規模で複雑な業務にAIを適用する際にも固有の課題に直面している。
AIの出力は、作業方法によってばらつきが生じる場合があり、このような重要かつ複数工程にまたがるプロジェクトでは大きな課題となる。構造化された再現性の高いワークフローを活用することでそのばらつきを抑え、企業規模でも信頼性と監査性を備えた成果を実現できる。
「IBM Bob Premium Packages」提供開始
同社は長年にわたり、メインフレーム、IBM i、Java環境で企業のモダナイゼーションを支援してきた。今回提供する最初の3つのプレミアム・パッケージは、長年培ってきたノウハウを、AIネイティブなワークフローとして提供するもので、これらは構造化され、再現性と監査性を備え、他のツールでは対応が難しいエンタープライズ環境向けに設計されている。
プレミアム・パッケージの内容は以下の通り。
- IBM Z:メインフレームは世界中の金融、保険、商取引を支える基幹システムであり、これまでAIの適用が最も難しい領域の一つだった。IBM Bobは、COBOLおよびPL/Iのモダナイゼーション、JCL分析機能を提供することで、IBM Z環境向けのAIネイティブなアプリケーションモダナイゼーションを初めて導入することで、この課題に対処する。
- IBM i:数十年にわたり世界中の企業のミッションクリティカルな業務を支えてきた。IBM Bobはリモートファイルシステムとの統合、専用モードやツール、環境に最適化されたワークフローを提供し、これらの環境にもAIネイティブな開発をもたらす。
- Javaモダナイゼーション:企業のJava資産は、現在のソフトウェア開発において最も大規模かつ複雑なモダナイゼーション対象の一つ。IBM Bobは、Java 25への移行、大規模リファクタリング、依存関係分析などをAIが支援し、構造化された再現性の高いワークフローを実現する。






































