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IBM、マルチモデルAI推論機能を備える「IBM z17」「IBM LinuxONE 5」
データセンターの柔軟性を実現する新システム
2026年7月10日 13:54
IBMは7月10日、IBM z17およびIBM LinuxONE 5の新しい構成を発表した。これは、IBM ZおよびLinuxONEポートフォリオ全体で、シングル・フレーム・システムとラック・マウント・システムの両構成を提供する初めての取り組みとなる。
IBM z17のシングル・フレーム・システムおよびラック・マウント・システム、IBM LinuxONE Rockhopper 5およびIBM LinuxONE 5 Expressは8月12日に、IBM Infrastructure Management for IBM ZおよびIBM LinuxONEは8月16日に、IBM COBOL Elevate for z/OSは9月18日に一般提供を開始する。
拡張されたIBM z17およびIBM LinuxONE 5のポートフォリオは、フラッグシップ・モデルと同等の性能、セキュリティー、エコシステムを支える標準機能を備えつつ、幅広い導入オプションを提供する。
オプションは、新たなシングル・フレーム・システムおよびラック・マウント・システムで、企業はビジネス要件に応じて最適な場所にインフラストラクチャーを配置できるようになる。
データセンターの柔軟性を実現する新システム
IBM z17およびIBM LinuxONE 5の構成は、2つのプロセッサー・ドロワーで最大82コア、18TBのメモリーをサポートし、コア数で約20%、メモリー容量で約12%の増加を実現している。
IBM z17 ME2のシングル・プロセッサー容量は、IBM z16 A02と比較してコア当たり10%高いスループットを提供(ワークロードおよび構成により異なる場合がある)。フルスピードのIBM z/OS構成に対応する。
顧客は、IBMおよび他社製品を柔軟に組み合わせて配置することで、自社のデータセンターに最適な構成を実現可能。各システムは、設置スペースの有効活用、エネルギー効率の向上、既存環境とのシームレスな統合を支援するよう設計されている。
- IBM z17シングル・フレームは、IBMラックおよびインテリジェント電源分配ユニット(iPDU)を備えた完全パッケージ型のソリューションで、導入準備が整った完全密閉型ユニットとして提供される。顧客はフレーム内に他社のテクノロジーを組み合わせて、柔軟に配置することができる。
- IBM z17ラック・マウント・システムは、顧客が業界標準のラックにIBM Zのコンポーネントを直接設置できるほか、他社のテクノロジーとの共存配置にも柔軟に対応する。
- IBM LinuxONE Rockhopper 5は、高密度ワークロード向けに設計されたスケーラブルなマルチドロワー型のLinuxONEシステムで、オンチップAIアクセラレーション、コンフィデンシャル・コンピューティング、耐量子暗号を備え、シングル・フレーム・システムおよびラック・マウント・システムの両構成で提供される。
- IBM LinuxONE Rockhopper 5のラック・マウント・モデルおよびExpressオファリングは、18Uのコンパクトな構成で、エンタープライズ・グレードのLinux、コンフィデンシャル・コンピューティング、およびオンチップAIアクセラレーションを提供。比較的限定されたワークロードを運用する組織向けに設計されており、コスト効率の高い導入の選択肢があり、ビジネスの成長に応じて拡張できる柔軟性を備えながら、セキュリティー、レジリエンス、高い性能を実現する。
これらのシングル・フレーム・システムおよびラック・マウント・システムは、昨年発表されたIBM z17およびLinuxONE 5のポートフォリオと同様に、IBM Telum IIプロセッサーやRed Hat OpenShift AI、IBM Spyre アクセラレーターにより、トランザクション内での予測AIや生成AIを実現する高度なマルチモデルAI推論機能を備える。
基幹業務におけるビジネス価値の最大化
IBMは、IBM ZおよびIBM LinuxONEシステムの柔軟性を基盤として、顧客のインフラ運用の簡素化、プラットフォーム運用に必要なスキルの低減およびビジネスを支える既存ワークロードから価値を引き出すことを支援する新たなソフトウェア・管理機能を発表した。
- IBM Infrastructure Management for Z and LinuxONEは、プロビジョニング、構成、運用を統合する。企業はTerraformおよび広く採用されているInfrastructure-as-Codeを活用して、インフラの導入を自動化。シンプルなI/Oトポロジーの可視化機能と構成管理機能を備えた統一ユーザー・インターフェースにより構成のオーケストレーションを実現できる。
- IBM COBOL Elevate for z/OSは、IBM z17上で稼働するCOBOLアプリケーションのモダナイゼーションを簡素化し、性能を最適化するよう設計されており、アプリケーションの書き換えや専門的なスキルを必要とせず、顧客が基幹業務を支えるアプリケーションから価値を引き出せるよう支援する。
- 耐量子暗号セキュリティーは、IBM z17およびLinuxONE Rockhopper 5システムで標準機能となり、耐量子暗号、コンフィデンシャル・コンピューティング、企業全体のシークレット管理を活用する。
- 新しいIBM Crypto Discovery & Inventoryは、セキュリティー運用を簡素化するために設計されており、企業全体の暗号管理状況を統合的に可視化。セキュリティー担当者にエンド・ツー・エンドの可視性を提供することで、耐量子標準への備えを支援する。








































