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実践知と生成AIを融合した「Fujitsu AIドリブンモダナイゼーションサービス」

 富士通は7月14日、モダナイゼーションの実践知と生成AIを融合した「Fujitsu AIドリブンモダナイゼーションサービス」の提供を開始した。同サービスは、マルチAIと専門エンジニアの知見を活用し、リライト・リホストを中心としたモダナイゼーションの自動化・最適化を実現する。これにより移行期間を約40%短縮し、顧客の迅速なモダナイゼーションをサポートする。

 近年、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)およびAIトランスフォーメーション(AX)の加速に伴い、競争力の強化と環境変化への迅速な対応に向け、その基盤となるレガシーシステムのモダナイゼーションは喫緊の課題となっている。

 特に、法改正が頻繁に行なわれる金融・公共・医療分野や、複雑な業務管理が求められる製造業・流通業などでは、長年の業務ノウハウがレガシーシステムに蓄積されている。

 これらの課題に対し同サービスは、同社のAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」や大規模言語モデル「Takane」に加え、Anthropic PBC(以下、Anthropic)の「Claude」やOpenAIの「GPT」をはじめとした最先端AI技術と、レガシー技術に精通した同社の専門エンジニアおよびモダナイゼーションマイスターの実践知を融合することで、スピーディーかつ高品質なモダナイゼーションを実現する。

同サービスの特徴

AIによる自動化でモダナイゼーションを加速

 モダナイゼーションを実現する中核情報として、対象レガシー資産の各種情報をAIが横断的に分析し、AI-Readyな構造化データとして一元的に管理する独自AIテクノロジーを実装。工程ごとの異なりがちな判断基準を統一することで、手戻りや品質のばらつきを抑制しつつ、既存システムの資産価値を維持しながら、将来的な拡張にも柔軟な対応を可能にする。

 また、モダナイゼーションの自動化に特化して独自に開発したAIエージェントによるオーケストレーション制御とタスク並列実行、言語の変換・検証を自動化するハーネスエンジニアリングや、変換結果を継続的に改善するループエンジニアリングを活用することで、大規模かつ効率的な変換を実現する。

 さらに、単純な機械変換ではなく、オブジェクト指向に基づく保守性・拡張性の高いJavaアプリケーションへの移行をできるようにするほか、人間による最終判断・補完を行ない、品質の一貫性確保およびリスク抑制を両立する。

複数AIを最適活用するマルチAI型モダナイゼーションで顧客DXを推進

 同社の開発した「AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」と大規模言語モデル「Takane」を中核に、複数のAIエージェントが連携して業務を遂行し、自律して学習する、自己進化マルチAIエージェント技術を実装する。

 また、同社の開発技術に加え、Anthropicの「Claude」やOpenAIの「GPT」といった最先端のAI技術も積極的に活用していく。

同社の独自ナレッジを学習した専用AIエージェントで高速・高精度なモダナイゼーションを実現

 同社が長年蓄積してきた数千規模のプロジェクト実績や成功・失敗事例などをナレッジとして言語化およびデジタル化し、これらの知見を専用AIエージェントに学習させている。

顧客自身でのAI活用を支援する自走化サービス基盤を順次提供

 同社は、モダナイゼーションAI基盤サービスの第1弾として、設計書自動生成サービス「Fujitsu Application Transform powered by Fujitsu Kozuchi」を3月から提供している。

 今回新たに提供する「Fujitsu AIドリブンモダナイゼーションサービス」は、同社が最新のAI技術を最適に選択・採用し、顧客にトランスフォーメーションサービスとして提供するモダナイゼーション特化型サービス。同サービスの実践知を最大限に活用し、顧客がモダナイゼーションを実行するためのAIサービス基盤を順次提供していく。