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ソフトバンクのクラウドサービスで国産生成AI「Sarashina」提供

西日本のデータセンターでは10月に提供開始予定

 ソフトバンクは6月30日、ソブリン性を備えたクラウドサービス「Cloud PF Type A」で、SB Intuitionsが開発する国産生成AI「Sarashina」を活用したサービスの提供を東日本のデータセンターで開始した。西日本のデータセンターでは10月に提供開始する予定。

 Cloud PF Type Aは、「Oracle Alloy」を活用したクラウド基盤をソフトバンクの日本国内のデータセンターで管理・運用するクラウドサービス。顧客のデータを国内で保管・管理できるデータ主権と、同社による運用およびサポートを担うことで運用主権も備える。

 Sarashinaは、データ主権・運用主権に加えて、技術主権も備えた国産生成AI。Cloud PF Type AでSarashinaを利用することで、顧客が保有する機密情報やデータなどと連携した生成AIを安全な環境で利用できる。

 また、Cloud PF Type Aでは、Sarashinaのほか、生成AIアプリケーションの開発・運用を支援するサービスを提供している。ベクトルデータベースやRAG(検索拡張生成)構築機能、AIエージェント実行基盤などを活用することで、企業や自治体が保有する独自データと生成AIを連携させた高度なAIサービスを構築できる。

主な特徴

  • ソブリン性を備えたクラウド環境で生成AIサービスを安全に利用可能
  • 利用用途に応じて国産生成AI「Sarashina」を柔軟な形態で提供
  • PaaS(Platform as a Service)機能を活用した生成AIアプリケーション開発を支援
  • 高性能GPUによる安定した推論環境を提供
  • 金融機関や重要インフラ分野で求められる厳格なガバナンス要件への対応を考慮した設計を採用

サービス提供形態

 顧客の用途に応じて「共有型」と「専有型」のサービスを提供する。

  • 共有型(On-Demand)
     複数のユーザーで同一のGPUリソースとモデルを論理的に分離して共有するマルチテナント型のモデル。100万トークンごとの従量料金制により、初期コストを抑えやすく、PoC(概念実証)や小規模プロジェクトでの利用に最適。
  • 専有型(Dedicated)
     顧客専用のGPUリソースをシングルテナントで提供するモデル。専用リソースの利用により安定したパフォーマンスを実現するほか、月額固定料金でコスト管理も容易に行なえる。
項目共有型(On-Demand)専有型(Dedicated)
提供形態マルチテナント型シングルテナント型
料金体系従量課金(100万トークン単位)月額固定
主な利用用途PoC、検証環境、小規模導入本番システム、大規模利用、高い性能要件
生成AIモデルSarashina3 mini / Sarashina3 nano / Sarashina3 guard / Sarashina3 embedding / Sarashina3 rerankSarashina3 mini / Sarashina3 nano