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LINEヤフー、技術カンファレンス「Tech-Verse 2026」でAgent iなどについて解説
2026年6月29日 13:06
LINEヤフーは6月29日、技術カンファレンス「Tech-Verse 2026」を開催した。このカンファレンスはLINEヤフーおよび海外法人を含むグループ企業のエンジニアによるセッションで構成され、誰もが視聴可能。カンファレンス冒頭に行なわれた、同社上級執行役/CTOの朴イビン氏とAI CBUリードを務める並木良太氏によるキーノートでは、「Agent i」や「AI Platfome」、「AX」について技術的な側面からの方針などを発表した。
数多くの人が利用しているコミュニケーションアプリ「LINE」と、生活に必要なサービスを網羅している「Yahoo!」という、数多くの利用者を有するプラットフォームをもつサービスで展開されるAIエージェントの新ブランドが「Agent i」。「Agent i Business」は、100万以上のビジネスアカウントを持つユーザーが存在するサービスにおけるAIエージェント。
「Agent i」では、AIエージェントの作成の民主化を標榜しており、AIに詳しくないサービス運営に近い人でも1日でAIエージェントを作成できる「Agent Builder」を用意。作成にあたっては作成時のUIが簡単なだけでなく、制作にあたっての試行錯誤が少ないこと、自由度が高いことも重要となる。しかし、制作側の自由度が高いということは同時に、データの取り扱いなど、リスクも高くなる。こちらを管理しているのが、どんなエージェントがどういった行動をとっているかなどを一元管理している「MCP Hub」となる。この「MCP Hub」は、ただのAIエージェントのカタログではなく、AIエージェントの行動の管理を行なってくれている。
そしてAIエージェントが多くなると、どのエージェントが必要なのかの選択が大切となる。まずは候補のAIエージェントをRouterが高速に絞り込み、重要度を判定しランキング付けを行ない利用者に届けることになる。そしてAIエージェントがどれほど利用されたかの評価も継続的に行なわれる。
利便性の向上のためには、ユーザーの「長期記憶」が重要となる。ここで重要なのは、記憶をどう扱うかであり、記憶はただのログではないということ。単にすべてを記憶しておくことは無用の長物であり、何を記憶しなければならないか? 何を忘れるか? ユーザーとのやり取りの中からそれらを判定していく必要があるという。必要な記憶を必要な時に引き出してサービスに活かす。意味のある記憶を、安全に使えるという点が重要だ。
「AI Platfome」では、AIが便利になると同時にデータの重要性も上がってきており、ブラックボックスが増える現状の中で、品質とポリシーがより大切になってきている。同社ではこれに対して「AIガードレール」で対応している。
「AX」(AIトランスフォーメーション)については、同社の状況を引き合いに出して説明。AXは非常に複雑で、社内のすべてのAI化が必要。同時に、人のAIネイティブ化も重要となる。社内のAI化に関して重要なのはコーディングではなく、その前段階となるAIが業務を理解できるようにする企画段階が重要とした。同社のAX化は30%の段階だというが、すでに効率化は13%向上しており、今後も引き続き進めていくという。
インフラは、これまでLINEとYahoo! JAPANでそれぞれクラウドを持っていたが、統合され進化したAI-NativeクラウドとしてFlavaに統一する。
同社によれば、現在毎日AIを活用している人は16%ということで、より多くの人に便利なAIを活用してもらう……AI体験を次のステージに引き上げることを目指していくという。AIがユーザーの指示待ちで行動するのではなく、ユーザーの気持ちを察して行動できるようになることが目標となる。































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