ニュース

Dellのマイケル・デル氏とNADIAのジェイスン・ファン氏が基調講演でアピール

「Dell Technologies World 2026」AIインフラへの投資額が3~4兆ドルに達する可能性

 Dell Technologiesのマイケル・デルCEOとNADIAのジェイスン・ファンCEOは、カンファレンス「Dell Technologies World 2026」の基調講演に登壇した。

 基調講演で両氏は、AIの需要は高まり続けており、実用的な時代に到達しており、2030年までにAIインフラへの投資額が3~4兆ドルに達する可能性があると示唆した。一方で、トークンの消費量は同時期に3,400%増加する可能性があり、数か月かかっていた作業が数週間で、数日かかっていた作業が数時間で済むようになり生産性が向上するものの、必要な計算量は増大し続けていると問題点も指摘した。

 計算量が増えることでおこるトークン消費量の増大は、コストがかかることにもつながる。これに対して、NVIDIA Vera Rubin NVL72を基盤としているDell PowerEdge XE9812は、大規模なエージェント型AI推論において、NVIDIA Blackwellと比較してトークンあたりのコストを最大1/10に削減するとしている。

 また、NVIDIA HGX Rubin NVL8を搭載したDellの次世代サーバー「PowerEdge XE9880L、XE9885L、XE9882L」のリリースが予定されており、HGX B200と比較し最大10倍のパフォーマンスを実現する。このほかにも、NVIDIA Vera CPUを搭載しエージェント型AI向けに設計されたDell PowerEdge M9822およびR9822サーバーのリリースなどが予定されている。

 一方で、AIワークロードの67%がクラウド外で実行されているというデータにより、自社での安全なAI運用にも注目が集まっている。NVIDIAでは、知的財産やデータを外部にさらすことなく、企業内でモデルを安全に展開するための基盤として、Google、Red Hatなどのパートナーと連携している「NVIDIA コンフィデンシャル コンピューティング」をアピール。また、DellとOpenAIは、CodexとDell AI Factoryの連携について検討を進めているという。

 エージェンティックAIを直接ワークグループに提供し、クラウド専用インフラストラクチャの制約を受けず構築できる「Dell Deskside Agentic AI」についても、NVIDIA NemoClawスタック、NVIDIA OpenShellランタイム、NVIDIA Nemotronオープンモデルを搭載し、パーソナルユーザー向けのデスクサイドソリューションとしてリリースされることが発表となった。