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生成AIへの個人情報入力は肯定35%、否定38%。顔写真は否定が過半数

NTTドコモ モバイル社会研究所調べ

 NTTドコモ モバイル社会研究所は2月、「あんしんなモバイル利用に関する調査」を実施した。生成AIへの個人情報入力に対する意識が調べられている。

生成AIへの個人情報入力は肯定35%・否定38%と意見が分かれる一方、顔写真登録は否定が過半数を占める

 まず、「生成AIから有効なアドバイスをもらうためなら、ある程度個人情報を記入するのはしょうがない」という意見に対する受け止め方を調べたところ「そう思う」と回答した人は35%、「どちらでもない」が25%、「違うと思う」は38%。生成AIへの個人情報入力は、肯定する人より否定的な人がわずかに多い結果となった。

 次に、「生成AIで面白いコンテンツを作るためなら、自分の顔写真を登録することは構わない」という意見に対しては「そう思う」と回答した人は24%で、「どちらでもない」が23%、「違うと思う」が51%となった。前提条件が異なるため直接比較はできないものの、個人情報入力より顔写真登録のほうが慎重な人が多かった。

図1-1. 生成AIへの個人情報や顔写真の登録に対する意識(単一回答)
[調査対象:生成AIを利用する全国の15歳~69歳]

 また、年代別に見ると、若年層の方が「そう思う」と回答する割合が高い傾向が見られた。

図1-2. 生成AIへの個人情報記入に対する意識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:生成AIを利用する全国の15歳~69歳]
図1-3. 生成AIへの顔写真登録に対する意識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:生成AIを利用する全国の15歳~69歳]

39%が生成AIの情報が適切に扱われていると回答、若年層でその割合が高い

 次に、生成AIに入力した情報の取り扱いについて、「生成AIを提供している会社は情報が不適切に使われないように管理していると思う」という意見に対しては、「そう思う」という回答は39%、「どちらでもない」が33%、「違うと思う」が24%と、若年層ほど「そう思う」という回答が多く、年代が上がるにつれて「どちらでもない」を選択する人が多くなる傾向にある。

図2. 生成AI提供会社の情報管理に関する認識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:生成AIを利用する全国の15歳~69歳]

 生成AIを提供する会社がどのように情報管理をしているかは利用者からは見えにくい点が多く、評価が分かれている。こうした意識は、今後生成AIの国際規格やガイドラインが定着し、利用経験が蓄積されることで変化する可能性もある。

生成AIで、安全性より利便性重視は16%、利便性より安全性重視が39%、どちらでもないは44%

 生成AIを含むさまざまなサービスの利用において利便性と安全性のどちらがより重視されているかという質問には、「利便性重視」は16%、「どちらでもない」が44%、「安全性重視」は39%となった。

図3. 利便性と安全性のどちらを重視するか(サービス別・単一回答)
[調査対象:各サービスを利用する全国の15歳~69歳]

 他のサービスと比較すると、生成AIは、「メール」「SNS」などのコミュニケーションサービスより安全性を重視する傾向があり、「ネットショッピング」「QRコード決済」などの金銭的な取引をするサービスよりは利便性を重視する傾向にある。

 同社は今後、生成AIサービスの用途の広がりに伴い、利便性と安全性に対する意識については変化する可能性もあるとしている。

調査概要 ─「出典:2026年 あんしんなモバイル利用調査」─

調査方法Web調査
調査対象全国15歳~69歳男女
有効回答数8,938(2026年2月調査)
サンプリングクォータ・サンプリングを用いて、日本の人口構成(性別・年齢[5歳刻み]・都道府県)に基づきサンプルサイズを設計し、オンライン登録パネルから回答を収集
調査時期2026年2月