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Google、「Google Antigravity 2.0」を発表

AIエージェントに最適化されたスタンドアロン型デスクトップアプリ

 Googleは、AIエージェントに最適化された体験を提供するスタンドアロン型の新しいデスクトップアプリ「Google Antigravity 2.0」を発表した。Windows/macOS/Linuxに対応している。

 ユーザーは同期または非同期で強力なエージェントと対話し、画面上に統合開発環境(IDE)は存在しない。従来の「Antigravity IDE」が備えていた「Agent Manager」画面の核となる原則の多くを引き継いでいるものの、完全に独立した別のデスクトップアプリケーションとして構築されている。同アプリは、企業向けに提供され、最新のGeminiモデルを搭載しており、複雑なタスクを実行できるエージェントを統合管理する。

 ユーザーはエージェントと同期して会話を行ない、エージェントが生成する成果物を確認し、その成果物に直接フィードバックを提示することで、望む結果へと導くことができる。

Antigravity 2.0のエージェント優先レイアウト

Dynamic subagents(動的サブエージェント)

 メインのエージェントが、特定のサブタスクを完了させるためにサブエージェントを動的に定義して呼び出すことを選択できるようになる。これにより、メインエージェントのコンテキストウィンドウを不要な情報で埋めることなく、作業の並列処理が可能となる。

Asynchronous task management(非同期タスク管理)

 タスクとコマンドは管理され、メインエージェントの作業を妨げることなく非同期で実行できる。

JSON hooks(JSONフック)

 これで、シンプルなJSON形式でフックを定義できるようになり、Antigravityエージェントの動作を傍受して制御することが可能となる。

 Antigravity 2.0では、エージェントとのやり取りのまったく新しい方法として、スケジュールされたタスクが利用できる。これにより、cronを定義して、事前に定義されたスケジュールでAntigravityエージェントの起動をトリガーできる。すべてのエージェントを手動で起動する必要はない。

/scheduleコマンドまたは「Scheduled Tasks」を使用して、定期的なスケジュールや一度限りのタイマーを設定する

 エージェントとリポジトリ間の密結合も解消。エージェントの会話は「ワークスペース」(リポジトリ)ごとにグループ化されるのではなく、「プロジェクト」ごとにグループ化されるようになった。プロジェクトは複数のフォルダーに対応でき、独自のエージェント設定と権限を適用できる。

 これにより、エージェントはより多くの情報にアクセスし、より複雑なタスクに取り組むことができるようになる一方で、適切な制限を設けるための手段も提供される。

 また、Antigravity 2.0をエージェントを操作する最も強力で直感的な方法にするためのUIの洗練とパフォーマンスの改善が数多く用意されている。それには、サイドバーの整理、独立した会話、変更箇所の洗練されたレビューフロー、すべての新しいエージェント機能に対応した新しいUI要素、その他多くのものが含まれる。

リアルタイム音声文字起こし

 なお、既存のIDEユーザーは次回アップデート時に自動で2.0へ移行するが、開発者向けに従来のIDEを残すことも可能である。今後、IDE側のエージェント管理機能は削除されて純粋なAI駆動型IDEとなるため、Googleは2.0と各自の好むIDEを組み合わせて使用することを推奨している。

Antigravity IDEからAntigravity 2.0へのアップデート画面

 これら2つのアプリケーションは、PCのドック上でアイコンの背景によって区別される。Antigravity 2.0は白背景の上にロゴが表示され、Antigravity IDEは黒のグリッド(格子)背景の上にロゴが表示される。

右から、Antigravity IDEとAntigravity 2.0のロゴ