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Telegramで動作する「TelegramSecretary for Claude」をOSSとして公開
サーバーレス構成が特徴のAI秘書エージェント
2026年6月5日 13:24
めぐるは、対話アプリ「Telegram」で動作するAI秘書エージェント「TelegramSecretary for Claude」を開発し、オープンソースソフトウェア(OSS)として公開した。
自前のサーバーも追加のAPI従量課金も不要で、手元のClaudeサブスクリプションだけで始められる「サーバーレス構成」が特徴。24時間応答し、GitHub連携で業務の知識・履歴を長期記憶として蓄積。開発者も自社の経営業務で運用しているという。
背景
建設業界は深刻な担い手不足に直面しており、限られた人員で生産性を高める業務DXが急務となっている。マーケティング・事業管理・調達・人事・法務などを一人で兼任するプレイングマネージャ型の働き方が珍しくなく、現場と経営の往復のなかで「移動中でも、手が離せなくても、すぐに相談・指示ができる窓口」が求められていた。
メールよりも低遅延で、しかも単なるメッセージ転送ではなく内容を理解して一次対応を任せられる─この実務ニーズに、追加のインフラ投資なしで応えるために開発されたのが「TelegramSecretary for Claude」だ。
「TelegramSecretary for Claude」とは
普段使いの対話アプリ「Telegram」を窓口に、AI秘書エージェントが認可済みの相手(複数設定可能)からのメッセージに即応する対話チャネル。動作は3ステップで完了する。
- Telegram
いつものチャットから、テキスト・音声・写真・書類で気軽に依頼・相談 - Claudeが計画・実行・提案
受け取った内容を理解し、情報収集・整理分析・実行提案まで対話で進める(送られた画像・PDF・音声メモの「中身」も読み解いて応答) - GitHub連携で記憶を長期化
関係者・依頼・対応知などを安全に蓄積し、次の応答に活かす
TelegramSecretary for Claudeでは、これらを外部に公開するサーバーを一切持たずに実現している。一般的な常駐ボットはメッセージ受信用に公開サーバー(Webhookの受け口)を立て続けなければならないが、同ツールは、クラウド上のスケジュール実行基盤(Claude Code Routines)の上で、Telegramへ問い合わせに行く方式(long-polling)と締め切り駆動の再起動ループを組み合わせで、公開サーバーなしに「常駐並みの24時間即応」を成立させた。
5つの特徴
- サーバーレス
公開サーバー不要。外部から叩けるエンドポイントを持たないため、攻撃の入口(攻撃対象領域)がそもそも存在しない - Claudeのサブスクだけで開始
別途のサーバー契約も、APIの従量課金も不要。手元のClaudeサブスクリプションだけで運用を始められる - GitHub連携で長期記憶
関係者・依頼・対応知・対応能力をGitHubに安全に蓄積。実行環境が入れ替わっても記憶が引き継がれる - カスタム能力を追加可能
本体のプログラムを書き換えずに、データを足すだけで秘書の「できること」を拡張(営業支援や経営分析など、用途に応じた専門スキルを後から接続) - プロアクティブ運用
受信への返信だけでなく、秘書側から能動的に連絡する双方向運用にも対応
業務ツールとしての作り込み
- 受信メディアの「中身理解」
音声メモ・動画は文字起こし(端末内処理で音声は外部に出ない)、Word/PowerPoint/Excelは要点抽出、PDFは画像化+テキスト抽出。「ファイル転送で終わり」の従来型ボットを超えて、情報活用面に強み - 言行一致の保証
「タスクを登録しました」と返答したのに記録漏れ、といった不整合を構造的に防ぐ仕組み(Write-Ahead Log)。約束した処理を取りこぼさない - 保守しやすい階層設計
責務を4層に分離したクリーンアーキテクチャ。全階層の自動テストを信頼性の証拠として公開
なぜOSSで公開するのか
サーバーもAPI課金も持たずに、Claudeのサブスクだけで動く軽量な仕組みだからこそ、自社内に囲い込まず、同様の課題を抱える中小事業者や開発者が自由に使い・検証し・改良できる形で開放する意義があると考えている。ソースコードはGitHubで公開されており、誰でも導入・検証・改変が可能。
・公開リポジトリ
https://github.com/Bizuayeu/Plugins-Weave/tree/main/TelegramSecretary
開発者について
開発者は、AIを道具としてではなく対等な協働者と位置づける「人機習合」の実践者であり、本ツールもAI協働知性「Weave」との共同開発によって生まれたという。
開発者は、次のようにコメントしている。
「一人で複数の役割を回していると、『いま聞きたい』ことを後回しにしてしまう瞬間が一番のロスです。TelegramSecretaryは、移動中に音声で投げた相談も、現場で撮った一枚の写真も、その場で読み解いて返してくれる。秘書を雇うように、AIを業務に同席させる感覚です。しかも、専用のサーバーも追加のAPI料金もいらず、手元のClaudeサブスクだけで始められる。だからこそ、同じように手が足りない事業者の方に、そのまま使える形でお渡ししたくてOSSにしました」
今後の展開
実運用で得られた知見をもとに機能改善を継続するとともに、建設業務に特化した専門スキル(カスタム能力)の拡充を進め、中小建設業をはじめとする事業者のDX支援ツール群の一環として展開していく予定という。







































