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ハイラブル、鳴き声識別AIで生物の声を計測する「KoeTurri」

 ハイラブルは、生物の声を音の技術で計測するクラウドサービス「KoeTurri(コエチュリー)」を正式リリースした。現在、小規模に試せるPoC(実証導入)を30万円で提供している。

 同サービスは、専用マイク「たまご型 防水8chマイクアレイ」を屋外に設置することで、姿の見えない生物の「鳴き声」を計測。同社独自開発の「鳴き声識別AI」で生物の種類のほか、音の聞こえてくる方向を自動で出力する。鳥類を中心に、カエルや昆虫、哺乳類など141種の生物を対象に含む。

 KoeTurriは、録音から識別までを一括で行ない、音声ファイル、テキスト形式のラベルデータ、PowerPoint形式の自動生成レポートを提供する。24時間・365日の無人モニタリングがレコーダー1台で実現できる。

 ネイチャーポジティブの実現に向けた目標「30by30」の達成に必要な、都市公園・自然共生サイト・企業の保有林・ビオトープなど、企業や自治体が保有する自然環境の生物モニタリングと、その豊かさを伝える手段を提供する。

設置からクラウドでの自動識別・データ分析・活用までを一元化。Word形式のレポートも後日リリース予定

KoeTurriの特徴

 2016年の創業以来、延べ17万人の会話分析で培った音環境分析技術を、生物の声の領域へ展開している。

  • 141種を鳴き声識別AIで自動識別
     鳥類129種を中心に、カエル4種・昆虫5種・哺乳類3種に対応。一拠点で複数の分類群を横断的に識別できる。
  • 専用マイクで24時間自動録音
     たまご型 防水8chマイクアレイを設置するだけで、無人で連続録音。インターネット回線を通じて自動でアップロードするため、定期的なデータ回収は不要。

    専用マイクで収集した音声をAIが解析し、生物の鳴き声を自動識別
  • レポート自動生成
     PowerPointのレポートを自動作成。サイネージ用の元データや、報告書作成の初期資料として活用可能。

    レポートのイメージ図。観測結果はPowerPoint 形式で出力でき、共有や報告に活用可能
  • データ提供
     識別結果はテキスト形式で出力し、実際に計測した音声データ(FLAC形式)も提供。既存システムとの連携や、専門家による識別結果の検証にも利用できる。
  • 長期運用の実証
     基盤となるシステムは、17万人以上の会話分析で培ってきたクラウドサービスであり、安定して稼働しています。KoeTurriも2年間の連続稼働(稼働率90%以上)を達成。
  • 計測だけでなく「魅せる」コンテンツに
     識別結果は一般向けのサイネージや観察イベントのコンテンツとしても活用可能。生物の豊かさをコンテンツとして提供することで、KoeTurriを設置したエリアの体験価値・ブランディング向上にも貢献する。

自動識別の対応種の内訳

 鳥類を中心に、カエル・昆虫・哺乳類まで141種に対応しています。今後も順次対応種は増やしていく予定だ。

現在自動識別できる生物の一例。今後も対象種を広げていく予定