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NTTドコモ、北海道の基地局に画像認識AI監視カメラを設置
クマの出没をリアルタイムで検知する実証実験
2026年5月22日 19:17
NTTドコモは、北海道内にある基地局に画像認識AIと連携した監視カメラを設置し、クマの出没をリアルタイムで検知する実証実験(以下、本取り組み)を5月22日から開始した。
本取り組みは、ドコモの通信設備とAI技術を活用し、自然環境の保全と人間社会の安全を両立させ、「ネイチャーポジティブ」実現への貢献を目指すもので、2025年5月に策定した「生物多様性中期ロードマップ」の取り組みの一環となる。実証実験の期間は11月30日まで(予定)。
背景
昨今のクマの生息域拡大に伴い、令和7年度におけるヒグマの人身被害件数は230件を超え、死亡事故は13件となった。また、冬眠が明けた令和8年度では、すでに7件の緊急銃猟発砲事例が発生。状況は深刻化し、対策の要となるハンターの高齢化・人材不足といった課題も顕在化している。
広大な地域では人手による常時監視には限界があることから、住民の安全確保に向けて、保護重視の対策からICTを活用した監視各関係機関と連携した対策など包括的な防衛体制への移行が急務となっている。
取り組み概要
北海道にある基地局2局に、画像認識AIと連携した監視カメラを設置し、撮影映像をリアルタイムで解析。クマの出没を検知する。
基地局設備の活用
基地局周辺では安定したモバイルネットワークが整備されており、ルーラルエリアにおいてもリアルタイムでの映像伝送や迅速な通知が可能。また、既存設備を活用することで、環境負荷と導入コストを最小限に抑えることができるため、将来的には広大なエリアを監視できる点もメリットとなる。
今後の展望
同社では、以下のようにコメントしている。
「北海道での実証を通じてシステムの有効性と精度を検証し、その成果をもとに将来的にはクマ被害に悩む自治体向けの展開をめざします。必要に応じてクマ出現位置のマッピング、関係機関への迅速な通知、威嚇音の発報指令までを行なう総合的なシステムを実装し、クマをはじめとする野生動物と人間との軋轢を緩和した、より安全で快適な社会の実現に貢献します」。
「さらに、野生動物の農業地区や居住区への侵入を抑制し、地域住民の生活環境を守るための新たな電気柵および関連技術の検討や開発も進めています。クマを含む野生動物との適切な距離を保つことで、安全で快適な社会の実現に貢献します」。
「ドコモは本取り組みを通じて地域課題を解決するとともに、『生物多様性中期ロードマップ』に掲げる『ヒトと自然が“あたりまえに”共生している世界』の実現に貢献してまいります」。




















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