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OpenAI、「ChatGPT」にTrusted Contact(信頼できる連絡先)機能

 OpenAIは、ChatGPTに新たな安全機能「Trusted Contact(信頼できる連絡先)」の提供を開始した。18歳以上の成人利用者が任意で特定の人物を登録し、自傷行為などの深刻なリスクが検知された際に通知を行なう仕組みとなっている。なお、韓国では19歳以上が対象となる。

 利用者は、設定画面から信頼できる成人を1人登録でき、登録した相手が1週間以内に招待を承諾することで機能が有効になる。相手が辞退した場合は、別の人物を改めて登録可能。自動監視システムが深刻な安全上の懸念を示すような形で自傷行為について話している可能性を検出した場合、ChatGPTは利用者に状況を伝え、会話のきっかけとなる提案とともに、信頼できる連絡先に連絡するよう促す。

 その後、特別に訓練された少人数のチームが状況を審査し、会話が深刻な安全上の懸念を示している可能性があると判断した場合、ChatGPTは「信頼できる連絡先」に対し、メール、テキストメッセージ、または相手がアカウントを持っている場合、アプリ内通知で簡潔な通知を送信する。ユーザーのライバシーを保護するため、チャットの詳細や記録は省き、通知には、デリケートな会話を円滑に進めるための専門家のガイダンスへのリンクが含まれる。

 この機能は、これまで未成年アカウント向けに提供されていた保護者への通知機能を拡張したもので、アメリカ心理学会などの専門機関や170人を超えるメンタルヘルス専門家の助言を受けて開発された。

 なお利用者は、この設定をいつでも編集・削除でき、また、連絡先として登録された側もヘルプセンターから解除することができる。