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AIが支障物の検知を補助し、線路内自律走行型ロボットによる線路点検を推進

 JR東日本グループは、線路内自律走行型ロボットによる線路点検を推進しており、その経緯報告を行なった。

 現在、線路の保守については、係員が線路沿線を徒歩などで巡回し崩壊や線路内への土砂流入など、列車の運行に支障を及ぼす可能性がないか目視で確認している。この作業手順では、2次被害が発生する恐れがあるほか、熊が出没する可能性もあり、安全確保が課題となっている。

 こういったことから、事務所内など遠隔地から、線路内を自走して現場まで向かうロボットを派遣し点検を行なう手法の確立が進められていた。現在、センサーなどを搭載したロボットの開発進められており、試験的な検証が八高線など計6路線で実証済みと言う段階まで来ている。

 ロボットに搭載されたカメラやセンサーにより映像・データを一括で取得し、AIが線路周辺の支障物の検知を補助し自動解析を行ない線路内の支障物を検知。列車の運行に支障を及ぼす異常の有無は、係員が最終判断を実施する。

 開発に関しては、深層学習技術に強みを持つ会社「Preferred Networks」のグループ企業で、ロボティクス分野の研究開発・事業展開を行なうPreferred Roboticsと共同で行なわれている。今後は、10月末までに実用化に向け機体を製作し、11月以降に在来線を中心に様々な路線で走行試験を行なう予定となっている。