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「SYSTRAN Translate Server」にAIアドオン追加

「SYSTRAN Translate Server」のAIアドオンの調整パネル画面

 シストランジャパンは4月17日、オンプレミス型AI翻訳「SYSTRAN Translate Server」の最新版v11をリリース。生成AIで翻訳文の補完・調整が行なえる新機能「AIアドオン」を追加した。

 AIアドオンは、外部へのデータ流出を遮断したクローズド環境下でも、生成AIで翻訳文の補完・調整を行なうことができる。具体的には、以下の機能を備える。

・文脈補強 :流暢で自然な表現に調整
・文体 :カジュアルまたはフォーマルなトーンに最適化
・分野別 :医薬・マーケティング・財務・法務など業種特化の表現に対応
・テキスト調整 :要約
・詳細を追加 :独自のプロンプトで内容をカスタマイズ

 従来のAI翻訳(ニューラル機械翻訳/NMT)は、文単位での正確な翻訳と高い一貫性が強み。一方、生成AIは文書全体の文脈を汲み取った整合性の維持や、用途に合わせた柔軟な表現調整(トーンやマナーの変更など)を得意としている。

 同社は、この2つの技術のメリットを一つのソリューションに統合。高度なセキュリティを維持したまま、翻訳品質を「正確さ」から「最適化」のフェーズへと引き上げるという。

 また、SYSTRAN Translate Serverは、防衛、製薬、金融といったセキュリティ要件が厳しい環境で採用されているため、外部のプロバイダーにデータを送信することなく、社内インフラ内で処理を完結できる設計で運用している。

 生成AIによる補完・調整に対応する言語は4月17日現在、英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語の5言語。7月には日本語を含む20言語の追加アップデートを予定している。