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NTT、サブテラヘルツ帯で2Tbps無線伝送に成功
AIデータセンター内やRANネットワークにおけるデータ転送容量増加に対応
2026年9月14日 18:12
NTTは、屋外環境(伝送距離100m)において、光ファイバーと同等レベルの超大容量データ転送を無線で実現するミリ波・サブテラヘルツ帯で世界最高速となる毎秒2テラビット(2Tbit/s)の無線伝送に成功した。
今回の成果は、NTTがリードしてきた電波の軌道角運動量(OAM:Orbital Angular Momentum)を用い無線空間多重伝送を実現する「OAM-MIMO 多重伝送方式」および、その長距離化に必要な技術群を新たに確立したことによるもの。
空間多重処理の大半をアナログ信号処理で実現するため、従来生じていたデジタル信号処理に伴う演算遅延や消費電力を数百分の一に抑えられる。低遅延と電力効率が同時に求められるAIデータセンター内の「分散コンピューティング」や、多数の装置展開が必要な移動通信システムの「無線基地局ネットワーク」などにおいて、無線の機動性を活かしたノード間大容量無線通信への応用が可能となる。
AI技術の発展に伴うコンピューティング需要の急増など、AIデータセンター内やRANネットワークにおけるデータ転送容量は爆発的に増加する傾向にあり、これを支える次世代800G/1.6T光通信技術への移行が急務となっている。同時に、敷設工事や配線などの物理的な制約を受けない「大容量無線通信技術」への期待も高まっていることから、今回の新技術の開発につながった。
同社では今後、実用化に向け研究開発が進む800G/1.6T級の次世代光通信規格に匹敵する大容量無線伝送技術が確立されたため、実環境での長期運用や既存の無線システムへの組み込みといった実用化プロセスを見据え、有線(光ファイバー)の敷設が困難な環境や、完全ケーブルレスで構築できる無線の「機動性」が最大限に活きるユースケースを想定し、大容量無線ネットワークの構築をめざしていく。






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