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画像を自動で検査・判定するAI検査ソフトNTシリーズ「AG-HSS10」

システム構造図(イメージ)

 パナソニックは8月25日、ハイパースペクトルカメラ「AG-HSV10M」で取得した画像をAIで解析し、人の眼やRGBカメラでは判別が難しい違いを自動で検査・判定するAI検査ソフトNTシリーズ「AG-HSS10」を10月上旬に発売すると発表した。

 AG-HSS10は、同社独自のAI検査技術とハイパースペクトルカメラで取得したスペクトルデータを組み合わせることで、画像の取得からAIによる学習・判別までを一連のシステムとして提供する。

 一般的な画像検査で用いられる形状認識に加え、スペクトルデータによる判別を行なうことにより、従来の画像検査では困難だった異物検出や品質判定といった、高精度な検査を実現する。

特徴

少ないデータでAI学習

 1枚の画像から良品・不良品を細かく切り出し学習データを生成する独自の「チョップドラーニング」技術により、少ない画像データでも効率的かつスピーディーに学習する。

該当箇所を「なぞる」だけの簡単操作

 OK箇所・NG箇所を画像上でなぞって指定するだけで学習データを作成可能。直感的なUIで専門知識がなくてもAIに学習させることができる。

高精度なAI検査を実現

 形状認識とハイパースペクトルデータによるスペクトル認識を組み合わせることにより、高精度な判別が可能。画像を細かく切り出し、それぞれの画像ごとに検査・判別を行なうことで、検査の精度向上を実現する。

AI検査ソフトNTシリーズ「AG-HSS10」の構成

 同製品は、AIモデル作成ソフト「NT-Train」と、生成したAIモデルに基づいて判別する検査実行ソフト「NT-1」で構成されている。

 両ソフトには、2017年から開発を始め、パナソニック国内15拠点の工場で品質向上のために活用し、進化させてきたAI検査技術を採用。ハイパースペクトルカメラ「AG-HSV10M」と接続することで、AIによる学習から検査・判別までを一連のシステムとして提供する。

AIモデル作成ソフト「NT-Train」

 NT-Trainは、検査対象の特徴をAIに学習させるためのソフトウェア。一般的なAI学習ソフトでは、AIモデルの作成に多くの画像データと学習時間を要するが、同ソフトではパナソニック独自の「チョップドラーニング」技術により、1枚の画像を細かく切り出し複数の学習データを生成することで、少ない画像データでも効率的かつ短時間でAIモデルを作成できる。

検査実行ソフト「NT-1」

 NT-1は、AIモデルに基づいて検査・判定するソフトウェア。一般的な画像検査で用いられる形状認識に加え、ハイパースペクトルカメラで取得したスペクトルデータによる認識を組み合わせることで、人の眼やRGBカメラでは識別が難しい違いも高精度に判別可能。画像を細かく切り出して検査・判別を行ない、判別の精度を高めている。

活用イメージ

 電子部品や食品など、さまざまな分野の検査工程への活用が期待される。

 なお、両製品は9月9日~11日に開催される「第5回 ネプコン ジャパン[秋]-エレクトロニクス 開発・実装展-」に出展される。