ニュース

OpenAI、より速くより正確なGPT-5.5 Instantへとアップデート

 OpenAIは5月5日、すべてのユーザーが利用可能な「ChatGPT」のデフォルトモデルにおいてGPT-5.3 Instantから「GPT-5.5 Instant」へとアップデートを行なった。これにより、より速く、より正確な答えを返すようになることで、同社によれば「日々のやり取りがより便利で楽しいものになる」としている。

 今回のアップデートにおいて、あらゆる分野においてより的確で簡潔な回答、より自然な会話、そしてパーソナライズが役立つ場面で既に共有されたコンテキストをより効果的に活用する機能などが実装されている。

 具体的には、全体的に事実の正確性の向上がみられ、同社内テストによると特に医療、法律、金融などの分野において、GPT-5.3 Instantよりも質問に対する誤回答が52.5%減少しているという。さらに、写真や画像のアップロード分析、STEM関連の質問への回答など日常的なタスク全般において。より優れた能力を発揮する。

GPT-5.5 Instantは、最初は誤った解を支持するが、その誤りに気づき、別の方程式を使い、正しい解を求める

 ユーザーとのやりとりに関しても、不要な追加質問を減らし、逆に返答に関しては絵文字などの煩雑な表現を避け、ごちゃごちゃした印象の応答になるのを防ぐようになっている。具体的には、単語数が30.2%、行数も29.2%少なくなっている。

「GPT-5.5 Instant」では、過去のチャット、ファイル、Gmail(接続設定済みの場合)などからの意図を汲み、効果的に活用できるようになり、よりユーザーに寄り添った返答を返してくれるようになった。適切なコンテキストを見つける速度が向上しており、同じことを何度も繰り返す必要がなくなるという。

 また、ChatGPTの全モデルにメモリソースが導入された。応答をパーソナライズするために使用されたコンテキストを可視化。保存されたメモリや過去のチャットなど、使用されたコンテキストを確認でき、古い情報や関連性のないものは削除や修正が可能。これらの機能については継続的に改善される予定。

 過去のチャット履歴やファイル、Gmailからのパーソナライズ機能の強化がWeb版のPlusおよびProユーザーに順次展開されていき、モバイル版にも間もなく導入予定。今後数週間以内に、Free、Go、Business、およびEnterpriseプランにも展開される予定。