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AI生成コードのレビュアー約9割が「負担増」を実感

 キッカケクリエイションは、AI生成コードのレビュー担当者の約9割が「負担増」を実感しており、78.6%がAI起因のバグ修正を経験していると答えたとする調査結果を発表した。「AI生成コードのレビュアー負担に関する調査」と題したインターネット調査を2月に実施した結果で、業務でコードレビューを担当してるITエンジニア322名が回答している。

 まず、コードレビュー担当エンジニアの8割以上が、直近6カ月の間にAI生成コードを「複数回レビュー」した経験があるという。具体的には「5回以上」と答えたのが37.9%、「2~4回」と答えたのが42.5%となっており、すでにAIが作成したコードのレビューが通常業務として多数行なわれていることを表している。

 レビュー経験者を対象に「AI生成コードの普及によって、レビュアーやシニアエンジニアの負担が増えていると感じますか」という質問には実に86.3%が「非常にそう感じる」、「ややそう感じる」としており、実感のこもった答えとなっている。

 AI生成コードをレビューした際に問題だと感じた問題については、「提出者本人がコードの内容を説明できなかった」と答えているエンジニアが49.5%にも上っており、担当者がAIを信じきってしまうところが問題点の一つと感じているようだ。さらには、「コードの作成者の責任者が誰であるか担保出来ない」という問題も生じており、仕事としては難しい一面が現場で発生しているようだ。

 コードの修正について、コードレビュアーの約7割が「週3時間以上」を費やすという結果になっており、結果、レビュアーの74.8%が「コードを書く速度は上がったが、届ける速度は変わらない」と実感しているという結果になった。

 AI生成コードの増加で約8割が「コードベース全体の品質維持が困難になる」と懸念しているというが、今後、担当者のAIスキルの向上、AI側のコードスキルの制作精度の向上という点から、コードレビュー担当エンジニアのコストも減少に転じていく可能性もあるのではないだろうか。