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Oracle AI Database、ミッションクリティカルなワークロードへの対応を強化
2026年4月16日 12:49
オラクルは4月16日、「Oracle AI Database」の可用性とセキュリティを強化する包括的な機能強化を発表した。これらの機能強化により、顧客はアプリケーションの変更や高度な社内専門知識を必要とせずに、すべてのデータベースアプリケーションで極めて高い可用性とセキュリティを実現し、最も重要なワークロードに対して常時稼働の証券取引所レベルの可用性を確保できる。
「Oracle AI Database」は、Platinum層の可用性に加え、障害フェイルオーバー時間が通常3秒未満のDiamond層の可用性を新たに導入した。
あらゆるワークロードのミッションクリティカルな可用性を「Maximum Availability Architecture(MAA)」のPlatinum層により簡単に実現
オラクルのPlatinum層の可用性は、「Oracle AI Database 26ai」および、Exadata上で「Oracle Active Data Guard」「Oracle Real Application Clusters(RAC)」を実行している顧客が、アプリケーションを変更することなく利用できる。単純な単一コンピュータのワークロードから、複数のコンピュータの大規模なOracle RACクラスタで実行されているスループットの非常に高いワークロードまで、すべてのアプリケーションがMAAのPlatinum層機能を透過的に活用できる。
顧客は、Exadata上の「Oracle AI Database 26ai」にアップグレードすることで、追加の作業なしで、はるかに高速なフェイルオーバーとダウンタイム削減のメリットをすぐに享受できるとしている。
MAAのPlatinum層において強化された「Oracle AI Database 26ai」の機能は、以下の通り。
・Oracle Data Guard Failover/Switchover: 最大4倍の高速フェイルオーバーを実現することで、非常に大規模で複雑な環境においても、災害時のフェイルオーバーを通常30秒未満に抑えることができる。また、Data Guardは、ダウンタイムなしのソフトウェア更新を簡素化し、読取りワークロードをスタンバイ・データベースにオフロードすることでコスト削減にも貢献する。
・Oracle Active Data Guard Remote Data Transfers: 「Oracle Database 19c」と比較して、暗号化されていないデータのリモート・データ転送が最大2倍高速になり、暗号化されたデータのリモート・データ転送が最大9倍高速化。これにより、スループットが非常に高いデータベースでも、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えながら暗号化されたデータ転送を使用可能となる。
・Oracle RAC Fast Restart Recovery: ノード障害または計画的なメンテナンス操作によって生じるダウンタイムの短縮に役立つ。「Oracle AI Database 26ai RAC」を使用すると、オンライン・トランザクション処理(OLTP)アプリケーションは、コンピュータ障害後に最大10倍高速に作業を再開でき、プラガブル・データベースの起動は最大2倍高速になる。
・Oracle Transparent Application Continuity: 「Oracle AI Database」に対して稼働するアプリケーションが、バックエンドのデータベース・コンピュータで障害が発生またはアップグレードを行なう場合でも、中断やエラーなく稼働を続けることができるようになる。アプリケーションは、より多くのアプリケーション・ユースケースで透過性の恩恵を受け、クエリのフェイルオーバーが40%高速になり、CPUのオーバーヘッドがデータベースでは最大50%、クライアントでは最大55%減少する。
・Oracle True Cache: プライマリ・データベースからの読取りを一貫性が保たれたインメモリ上のSQLキャッシュにオフロードすることで、アプリケーションの応答時間を短縮。また、プライマリ・データベースの障害時に、キャッシュされたデータへの読取りアクセスが維持されるため、全体的な可用性が改善する。True Cacheを使用することで、アプリケーションでは、クエリ応答が最大10倍高速になり、読取りパフォーマンスが最大2倍高速になる。他のキャッシュ・ソリューションとは異なり、True Cacheは、バックエンドのデータベースで発生する更新と自動的に同期状態に維持されるため、データの不整合を回避可能。これにより、開発作業の労力と全体的なコストが削減される。
・Oracle Zero Data Loss Autonomous Data Guard: データベース全体のフェイルオーバーにおけるデータ損失ゼロの保護を「Autonomous AI Database Serverless」のユーザーに提供。すべての主要なクラウドで追加料金なしですぐに利用可能な、この新しい損失ゼロのリカバリ機能により、「Autonomous Data Guard」で構成された「Autonomous AI Databases」の目標復旧時点(RPO)をゼロに抑えるとしている。
Oracle MAAのDiamond層により、非常に高い可用性が求められるアプリケーションでほぼゼロのダウンタイムを実現
オラクルのDiamond層の可用性は、Platinum層の機能を基盤としており、非常に高い可用性を実現するように設計されたアプリケーションにおいて、データ損失ゼロと通常3秒未満のフェイルオーバー時間を実現する。強化された機能には次のようなものがある。
・オラクルのDiamond層アーキテクチャ: オラクルの各種テクノロジを組み合せて統合したDiamond層アーキテクチャを活用することで、ダウンタイムとそれに伴うコストを大幅に削減可能。「Oracle AI Database 26ai」「Oracle Exadata」「Oracle RAC」「Oracle Active Data Guard」「Oracle Zero Data Loss Recovery」サービス、さらに「Oracle GoldenGate」「Oracle Globally Distributed AI Database」によって提供される論理データ・レプリケーションを組み合せることで、あらゆるタイプの脅威に対して、かつてないレベルの保護と可用性が実現できる。
・Oracle GoldenGate 26ai: 地理的に分散したリージョン間でアクティブ/アクティブのデータレプリケーションを提供することで、超重要アプリケーション向けにMAAダイヤモンドティアの可用性を実現する。これにより、データベース全体のフェイルオーバー時にデータ損失をゼロに抑え、リカバリ時間は通常0~3秒の間に収まる。組み込みの自動競合検出および解決機能により、複数のサイトでデータが同時に更新された場合でも、データの一貫性が維持される。GoldenGateは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)およびその他のクラウド上でフルマネージドサービスとして提供されるため、構成と管理が簡素化される。
・Oracle Globally Distributed AI Database: 同期型のRaftレプリケーションを活用することで、リージョン内およびリージョン間においてデータ損失ゼロの自動フェイルオーバーを実現し、フェイルオーバー時間を3秒未満に抑えられる。今後提供される非同期リージョン間レプリケーションのサポートにより、トランザクション・レイテンシを増加させることなくクロスリージョンでのデプロイメントを可能にし、柔軟性がさらに向上。このシステムは複数のクラウド環境とオンプレミス環境にまたがって運用でき、クラウドベンダーの障害発生時でも極めて高いアクティブ/アクティブ可用性を実現するとともに、厳格なデータ所在地の要件を満たすのに役立つとしている。
画期的な新しいデータ・セキュリティ機能で重要な業務を保護
ミッションクリティカルなワークロードは、極めて高い可用性を提供するだけでなく、高度なセキュリティも必要となる。「Oracle AI Database 26ai」の新しいデータ・セキュリティ機能により、顧客は新たな脅威に先手を打って対応し、マルチクラウド環境とオンプレミス環境全体でデータを保護できる。新しいセキュリティ強化機能には以下が含まれる。
・Oracle Deep Data Security: エージェント型AIの導入時に、機密データの漏洩リスクを軽減し、規制遵守に対応できるよう顧客を支援する。「Oracle AI Database 26ai」の「Oracle Deep Data Security」は、各エンドユーザーのID、役割、コンテキストに基づいて、データベース内で一元管理された宣言型のきめ細かい認可およびデータ可視性ポリシーを実装するのに役立つ。認可と監査をアプリケーションコードから分離することで、顧客は新しいAIエージェントと既存のアプリケーションの両方のリスクを軽減し、エージェント型ワークフローとRAGワークフローを保護し、データを移動することなく、リレーショナル、ベクトル、レイクハウスといった異なるデータソース全体にわたって一貫した制御を適用可能に。Deep Data Securityは、エンドユーザーに代わって動作するAIエージェントが他のエンドユーザーのデータを参照できないように設計されており、セキュリティルールが回避されるリスクが低いデータソースでのデータ漏洩を防ぐ。
・ポスト量子暗号: 顧客が現在、暗号化された機密情報が将来漏洩するリスクを軽減し、暗号化対策を強化するのに役立つ。量子コンピューティングの進歩に伴い、顧客は「今すぐ収集し、後で復号する」という脅威に直面している。これは、攻撃者が暗号化されたデータやネットワークメッセージを現時点で収集し、より高度な量子コンピュータが利用可能になったときに後で復号するというもの。「Oracle AI Database 26ai」は、NIST承認の量子耐性ハイブリッド鍵交換(TLS 1.3使用)、データ保護のためのAES-256暗号化、認証とデジタル署名のための量子安全な公開鍵アルゴリズムにより、ポスト量子への対応をサポートする。
・Database Security Central: オンプレミスデータベース環境全体のユーザーリスク、機密データの露出、構成状況を一元的に把握することで、顧客のデータベース保護を簡素化し強化。AI搭載のセキュリティアドバイザーにより、構成のずれを一元的に検出し、特権ユーザーのリスクを評価し、監査証拠の収集を効率化し、機密データへのアクセスを検出・分析し、データベースファイアウォールルールを管理できる。「Database Security Central」は、マルチクラウド環境を保護する既存の「Oracle Data Safe」クラウドサービスを補完するもの。
・Zero Data Loss Recoveryソリューション: コアデータベースにデータ保護機能を組み込んだ、データベース認識型のランサムウェア対策ソリューション。これらのソリューションは、データベーストランザクションをリアルタイムで保護し、データ損失をほぼゼロに抑える。また、他の製品よりも最大5倍高速なリストアとリカバリ、ポリシー・ベースの改ざん不可能なバックアップ、職務の分離、きめ細かなアクセス制御を実現する。新たにリリースされた仮想エアギャップ機能は、ランサムウェア対策をさらに強化し、暗号化バックアップの圧縮機能により効率性も向上する。
Oracle AI Databaseは、ボタン一つで極めて高い可用性を実現し、MAAのDiamond層による証券取引所レベルの可用性、強化されたセキュリティと回復力、およびスケーラブルなパフォーマンスを提供する。これにより、規模の大小を問わず、あらゆる企業が最も重要なデータ資産を保護し、最大限に活用できるようになる。

































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