ニュース

Google、新AI「Gemini 4 Argon」を発表。出力100万トークンに拡大

 Googleは10月1日、新しいフロンティアモデル「Gemini 4 Argon」を発表した。まずは「Fairwind Program」を通じて、信頼できるサイバーセキュリティの担当者に順次展開。導入価格は、100万入力トークンあたり2ドル、100万出力トークンあたり10ドル。キャッシュ済みの入力トークンについては、95%オフの割引価格で提供される。

「Gemini 4 Argon」は、コーディング、ナレッジワーク、サイバーセキュリティ、クリエイティブライティングにおけるフロンティアレベルの性能を備え、開発者、プロフェッショナル、企業が困難な課題に取り組む際のパートナーとなるよう構築されたモデル。モデルの出力上限が従来の64,000トークンから100万トークンに拡大され、1プロセス内で数十万トークンを生成しながら深く思考・推論することが可能になった。

 また同社では、C/C++のコードベースをRustへ移行する作業に取り組んでおり、動画デコーダ「libgav1」の最適化では、既存のRust移植版より2.7倍高速なコードを生成したとしている。各種ベンチマークでもソフトウェア開発の「DeepSWE v1.1」で77.9%、長尺動画理解の「LVBench」で91.7%を記録するなどの性能を示している。

 さらに、サイバーセキュリティの能力も向上しており、同社の社内総合脆弱性ベンチマークにおいて、20種類のプログラミング言語にまたがる複雑なコードベース全体で、幅広い脆弱性を発見した。「Gemini 4 Argon」を使い、サイバー攻撃や化学・生物・放射性物質・核攻撃に悪用されるのを防ぐため、有害なリクエストを拒否するようにも設計されている。