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学習データ収集センター「アトム フィジカルAIファウンドリ」を開設
2026年8月26日 16:03
アトムは8月26日、東京・豊洲にフィジカルAIの学習データを生産する開発拠点「アトム フィジカルAIファウンドリ」を開設したと発表した。
同拠点では、自社開発のヒューマノイドAIロボットを用いて、多様な作業データの収集・生成から、AIモデルの学習・評価、実機による検証、機体の改良までを行なう。
同社では今後、200台規模のヒューマノイドAIロボットを稼働させ、累計30万時間分の学習データを生産する体制を構築。実機から得られたデータをAIの学習と機体の改良に継続的に還元することで、AIとハードウェアを同時に進化させる垂直統合型の開発サイクルを加速し、2027年の自社開発ヒューマノイドAIロボットの市場投入を目指すとしている。
「アトム フィジカルAIファウンドリ」開設の背景と意義
同社は、五本指・双腕・二足歩行のヒューマノイドAIロボットと、それを動かすフィジカルAI基盤モデルを、いずれも自社で開発している。この2つを現場で機能させる上で、学習に用いる実世界データが重要となる。
世界で蓄積が進むロボットデータは二本爪のグリッパーによるものが主流となり、指先が対象物にどう触れ、どの程度の力で保持しているかという情報を含まない。しかし製造や物流の現場で人手が足りていないのは、小さな部品をつまんで組み付けるような、力加減を伴う繊細な作業となる。
アトム フィジカルAIファウンドリは、製造現場などでも実用可能なデータを収集する拠点となるという。
同拠点の概要
同拠点は、約1,700㎡の開発空間に自社開発の五本指・双腕・二足歩行ヒューマノイドAIロボットを配置し、2027年末には常時200台を稼働させる体制構築を目指す。
また、計算資源を集約するだけでなく、実機を人が遠隔操作して現実の作業を実演し、そこで生じる視覚・触覚・力覚のデータそのものを生産する施設であり、ここで生産したデータをAIモデルの学習と機体の改良に還元し、改良した機体を再び現実世界で検証することを目的としている。
「アトム フィジカルAIファウンドリ」の特徴
フィジカルAIデータの生産とAI開発
アトムで設計・開発したヒューマノイドロボットによるデータ収集を行ない、フィジカルAIの開発を推進。製造・物流業の実作業を模擬した環境でデータを収集することで、実戦投入に必要不可欠なAI基盤モデルの開発を加速する。
データ生産拠点の一部を外部開放
ファウンドリという名称は、自社専用の施設にはしないという意味を込めている。データ生産拠点の一部を外部に開放・公開することにより、日本のAIロボット産業全体の推進に貢献するという。
また、拠点の一部を開放することで、フィジカルAIに関する安全性・信頼性・セキュリティの議論に参画する。
ヒューマノイドロボットの実用化には、AIとハードウェアのどちらか一方を磨くだけでは十分ではありません。実機から得られたデータをAIの学習と機体の改良へ還元し、改善したAIと機体を再び現実世界で検証する。この循環を大規模かつ高速に回す、垂直統合型の開発体制が不可欠です。
今回開設した「アトム フィジカルAIファウンドリ」は、ヒューマノイドAIロボットを賢くするためのデータを継続的に生産する、アトムの開発における中核拠点です。自社開発のヒューマノイドロボットを継続的に稼働させ、現実世界における多様な作業データを蓄積することで、世界で競争できる国産ヒューマノイドAIロボットの実現を加速してまいります。
ヒューマノイドロボットは、人手不足という社会課題を解決するだけでなく、日本のこれからの50年を支える新たな基幹産業になり得ます。日本が培ってきた生産技術・製造技術をAIと融合し、日本から世界で勝てるヒューマノイドロボット産業を立ち上げる。その実現に向けて、アトムは覚悟を持って挑戦を続けてまいります。
【アトム代表取締役社長 青木俊介氏のコメント】




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