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VAIO、AIを活用してノートPCのカメラで血管情報や心拍情報を測定

VAIOウェルネスケア

 VAIOは8月10日、ノートPCの内蔵カメラでユーザーの血管情報や心拍情報といった健康データを測定できる「VAIOウェルネスケア」の提供を開始した。

 コロナ禍を経て個人の健康意識が高まり、セルフケア需要への関心が高まっているほか、企業においても健康経営が重視されるようになっているといった背景から、同社では日々の小さな変化に気づくことの重要性が高まっており、仕事や学習などで毎日使用するPCならではの機能として今回の新機能を開発することにした。

 測定の際には、顔認識についてはNPU側、カメラ制御や画像処理などをCPU側といった形で、CPUとNPUによる並列処理を行なわせることで、非接触でありながらも、最短3秒で測定が完了する。

利用イメージ

 Webカメラとして使う場合には画質補正を行なうことで被写体がきれいに映るようになっているが、今回の機能では微細な色変化を捉えるため、画質補正を無効化。複数のパラメーターも測定に最適化するなど、ファームウェア、ドライバーレベルで手を入れているという。

 同社では、自然な流れで日々の測定を行なえることが重要だとして、あらかじめ設定した時間やPCへのログイン時に自動起動する機能も用意。過去1週間のトレンドをグラフ化して表示することで、体調の変化に気づきやすく工夫したとのことだ。

測定の流れ

 まずは先行プレビュー版という位置づけで、VAIO SX14-R(VJS4R2シリーズ)のユーザー向けにダウンロード配信の形で提供が開始されており、秋以降に個人・法人向けに発売される新製品に順次搭載していく。企業向けには有償のソリューションとしてクラウド上で従業員の健康状態を一括管理できるサービスの提供も検討しているという。

 将来的にはユーザーの健康とPC本体の健康状態の両方を組み合わせた“ダブルヘルス”を意識しながら、AIを活用していくことでユーザーや周囲の状況を認知しながら、コンテキストを理解してユーザーをサポートするデバイスへと進化させていくというビジョンの下、今回の機能は「人を理解するAIエッジ端末」への布石と位置づけられている。

 ただし、同社では「VAIOウェルネスケアは生活環境改善(業務環境改善)を目的としたものであり、医療目的(疾病の診断・治療・予防等)の使用はできない」としている。

 なお、同社では8月10日を「VAIOの日」に制定。特設サイトを用意し、さまざまな企画で初めての記念日を盛り上げている。