ニュース

「Canva AI 2.0」を発表、エージェント型プラットフォームへ

 Canva(キャンバ)は、無料のオンラインデザインツール「Canva AI 2.0」を発表した。同社は、2013年の設立以来最大級のアップデートとしている。

 Canva AI 2.0は、Canvaを対話型かつエージェント型プラットフォームへと変革し、チームがアイデア出しから実行までを完結可能なクリエイティブパートナーとして機能する。

Canva AI 2.0を支える4つの革新的レイヤー

 デザインプロセス全体を刷新する強力な新アーキテクチャレイヤーを導入し、アイデアを形にする作業を容易にする。これは、複雑なデスクトップ用ソフトウェアからブラウザへとデザイン環境を移行させて以来、Canvaにとって最大の変革という。

Canva AI 2.0の新機能

・会話型デザイン

 自然な対話や音声入力から、アイデアを形にする。目的や構成を伝えるだけで、ブランドに沿った編集可能なデザインを生成可能。単発の出力で終わる従来のAIとは異なり、文脈を維持しながらデザインの調整することができる。

・エージェント型オーケストレーション

 ユーザーと協働するAIが実現。目標や概要を伝えるだけで、AIがユーザーの意図を理解し、Canva内の最適なツールを組み合わせて実行する。例えば、「夏の新作ランニングシューズのSNSキャンペーンを作成して」と指示すると、編集や公開が可能な資料一式が完成する。

・オブジェクトごとのインテリジェンス

「特定の画像だけ差し替えて」「見出しだけ調整して」といったピンポイントな指示を正確に実行。生成されたコンテンツはレイヤー構造を維持し、1つひとつをエディター上で制作したデザインであるかのように、自由に編集・共同作業ができる。

・カスタムメモリー

 AIが継続的に学習し、ユーザーと共に賢くなる。ユーザーの作業スタイルやブランドを理解し、すべてのプロジェクトに自動的に反映。時間の経過とともにユーザーやチームの好み・目的に適応し、より役立つ存在へと進化する。既存のデザインをもとに、独自のメモリーライブラリやプロフィールを構築し、ユーザー体験を最適化するという。

新しいワークフロー体験

 同ツールは、単なるデザイン生成にだけでなく、仕事全体を支える中核的なシステムと進化。簡単なデザインから大規模な広告キャンペーンまで、これらに必要なツール、ワークフロー、成果物といったあらゆるものを1か所に集中させることで、日常業務を効率化する。

・外部ツールと連携:すべての業務を一か所に

 複数のアプリに分散していた情報をCanvaに統合。Slack、Zoom、Gmail、Google Drive、カレンダーといったアプリと連携し、会話内容やデータ、予定をもとに最適なコンテンツを生成する。Zoomの議事録から要約を作成したり、顧客メールを営業の提案資料に作り変えることもできる。

 現在の対応ツールは、Slack、Notion、Zoom、HubSpot、Gmail、Google Drive、Googleカレンダーの7種で、今後、追加される予定となっている。

・タスク予約:作業を自動化

 一度タスクを設定すれば、オフライン中でもAIが自動的に実行する。例えば、毎週金曜日にSNS投稿を生成・翻訳し予約投稿する、毎朝カレンダーを確認してメールの情報をもとに会議用資料を準備しておくなど、数時間かかる作業を短縮できる。

・Webリサーチ:必要な情報を自動収集

 必要な情報をオンデマンドや、タスク予約で自動収集し、体系化された形でデザインに反映。市場調査や提案資料の作成もスムーズに行なえる。

・ブランドインテリジェンス:はじめからブランドに準拠したデザイン

 ブランドキットと連携し、必要な要件を指示するだけで、あらゆるデザインにブランドのフォントや配色を自動適用する。ブランドのガイドラインが更新された場合も、既存のファイルを一括でアップデートでき、手作業で何時間もかかっていた更新作業も削減できる。

・Canvaコード2.0

 あらゆるデバイスで利用できる、レスポンシブ対応のブラウザアプリを生成することもできる。HTMLをインポートする技術により、生成AIの中でも最先端の形式を選択可能。Canvaシートにアンケートフォームを作成したり、SSO保護機能を使って独自のドメインにWebページを公開することも可能となる。