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フィリップス、世界初のAI搭載CT「Verida」発売

AI搭載マルチエナジースペクトラルCT「Verida」

 フィリップス・ジャパンは、世界初のAI搭載ディテクターベース・マルチエナジースペクトラルCT「Verida」を4月17日に発売する。

 Veridaは、CT撮影から画像再構成に至る画像取得の工程にAIを統合した、世界初のディテクターベース・マルチエナジースペクトラルCT。従来のCT検査と同一のワークフローで、1回の撮影から高精細な通常画像と豊富なスペクトラル情報を同時に取得できる。

 これにより、検査効率の向上と再撮影の低減が可能となり、医療従事者の業務負担軽減とワークフロー改善をサポートできる。またVeridaの導入により、診断精度向上のほか、放射線科を中心とした医療現場全体の生産性向上が期待される。

Veridaの主な特徴

・世界初AI搭載ディテクターベース・マルチエナジースペクトラルCT
 フィリップスが開発・臨床普及を進めてきたディテクターベース・スペクトラルCT技術に、先進的なAI技術を統合した世界初のCTシステム。撮影、検出、画像再構成といった一連のCT画像取得の工程にAIを活用することで、システムノイズを低減し、高精細で安定した画質を実現する。

 また、通常のCT検査と同一のワークフローで、1回の撮影から高品質な通常画像と豊富なスペクトラル情報を同時に取得することが可能。これにより、検査条件の追加設定や撮り直しが不要となり、診断に有用な情報を迅速かつ確実に提供でき、診断の信頼性向上に貢献する。

・高速画像再構成による検査スループット向上と業務効率化
 最大毎秒145枚の高速画像再構成を可能にし、検査終了後30秒以内に検査全体の画像を自動的に表示できる。これにより、検査後の待機時間や読影準備に要する時間を大幅に短縮でき、放射線科の検査スループット向上を支援。人材不足が課題となる医療現場で、限られたスタッフでも効率的な検査運用を可能にし、1日あたりの検査対応数を増加。その結果、医療従事者の業務負担を軽減するとともに、患者の待ち時間短縮など、医療サービス全体の質向上が期待される。

・被ばく低減と持続可能な医療体制の構築を支援
 マルチパスAI独自方式を採用した画像再構成技術で、画質を維持しながら被ばく線量の低減が期待される設計となっている。診断に必要な情報を効率的に引き出せるため、不必要な再撮影を減らし、患者に安全な検査環境を提供する。

 また、システムの効率化でエネルギー消費の削減も見込まれ、医療機関の環境負荷低減や運用コストの最適化を支援。高度な診断性能と業務効率化を両立させることで、医療従事者・患者・医療機関に配慮した、持続可能な医療提供体制を構築する。

・販売名:Verida(ヴェリーダ)
・医療機器認証番号:308AFBZX00019000