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70代のカフェ店員がHPのAI PCで取り組んだ自由研究の成果を発表

(左から)昌枝さん、澄子さん、雄二さん

 日本HPは9月2日、「AI PCで自由研究」キャンペーンの一環として渋谷でシニアの新しい働き方を発信する店舗「G-CHA & Ba-CHA」(東京都渋谷区渋谷1-12-24 707渋谷ビル1F)と連携して進めてきた店舗スタッフ3名による取り組みの成果発表会を開催した。

 店舗代表の明円卓氏によれば、同店は東急から渋谷の遊休不動産を活用するアイデアを求められ、シニア世代が元気に働く未来を作ることを目指して設立された。最大の特徴は、シニア層が快適に健やかに働ける新しい働き方を実験し、発信していくというもので、疲れたら休む、座りながら接客するなど、柔軟な店舗運営スタイルを取り入れている。

「G-CHA & Ba-CHA」代表の明円卓氏

 店舗スタッフの平均年齢は70歳以上となっており、店舗にはアメリカやヨーロッパ、アフリカ、中東など多様な国籍の外国人観光客が多く訪れ、シニアスタッフとの交流の場にもなっている。少子高齢化や労働力不足といった社会課題の解決に向けたチャレンジの場として、お店そのものを一つのメディアと捉え、年齢を問わず新しいことに挑戦できる環境づくりを心掛けているという。

一番人気は抹茶ラテとのこと
各種グッズ販売も行なっている

 今回の取り組みでは、デジタル機器に触れる機会が少なかったシニアスタッフ3名が「HP OmniBook X Flip 14 AI PC」を用い、自らの経験や好奇心をもとに自由研究に挑んだ。

 発表会では、日本HP マーケティング本部 コンシューマーマーケティング部長の梶間渉氏が登壇し、同社が掲げる「なりたい自分を、起動しよう。」というメッセージの下、PCが従来の単なるツールから人に寄り添うパートナーへと変化していることを説明。直感的な操作性や長時間のバッテリー駆動を実現するAI PCにより、初心者でもスムーズに新しいことに挑戦できる環境を提供できることを示したかったと語った。

日本HP マーケティング本部 コンシューマーマーケティング部長の梶間渉氏

 会場では、3名のスタッフが自ら制作した作品と制作過程についてのプレゼンテーションが行なわれた。なお、制作過程については、同店の公式TikTok上でもその一部が公開されている。

 昌枝さんは、若者に伝えたい言葉をまとめた31日分の日めくりカレンダーを制作。1枚の写真をもとに標準搭載のCopilotを活用し、ウェディングドレスや着物姿など、自身が着てみたかった衣装へのコスプレ画像を生成して作品を完成させた。

昌枝さんは「日めくりカレンダー」を制作

 澄子さんは、長年憧れていたタップダンスへの挑戦をテーマに掲げ、AIにシューズの購入先や練習方法を相談しながらそのプロセスをPowerPointのレポートにまとめた。

澄子さんは「タップダンス」への挑戦の模様をPowerPointのレポートにまとめた

 雄二さんは、店舗を訪れる外国人観光客との交流を深めるため、51種類の日本語のオノマトペを英語や中国語、韓国語で記載した「日本語おみくじ」を開発した。今後、店頭での接客ツールとして活用していくとのことだ。

雄二さんは「日本語おみくじ」を開発

 いずれもCopilotをフル活用。基本的にはキーボード操作は行なわず、音声入力でコンテンツを制作していったという。

 3人は、AIの親身な修正能力に触れて事前の抵抗感が払拭されたエピソードを語るなど、これまで使いこなせるかどうか不安な存在だったPCへのイメージが変わったことを振り返っており、AI PCがもたらす心理的変化が窺えた。

 3人のプレゼンテーションを受け、梶間氏は「オンデバイスAIの普及を見据え、より多くの人が自分の可能性を広げる足がかりにしたい」との展望を語っていた。