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Cloudflare上で動作するAIエージェントにIDとウォレットを実装

 Cloudflareは8月4日、「Cloudflare Wallets(ウォレット)」と「cloudflare.pay」を発表した。Cloudflare上で動作するAIエージェントに、継続的に利用できるIDと、人間が設定した制限の範囲内で安全にオンライン購入を実行させる機能を提供するものとなる。

 近年、AIエージェント(Webサイトを閲覧したり、APIに問い合わせたり、ユーザーの代わりに自動で購入手続きを行ったりするソフトウェア)は、オンラインビジネスで、当たり前の存在になりつつある。しかし、現在のインターネットは人間が利用することを前提に作られており、AIエージェント向けには設計されていない。

 例えば、AIエージェントが商品を購入したり、無料トライアルに申し込んだりするためにWebサイトを訪れた場合、対応する企業側には、それが「本当の顧客が使っている代理AI」なのか、それとも「システムを悪用しようとしている不正なプログラム」なのかを確実に判断する方法がない。

 Cloudflare Walletsとcloudflare.payは、本人確認と決済という2つの課題を同時に解決するものとされる。

 まず、Cloudflareアカウントには、それぞれ固有のWebアドレスが付与され、継続的に利用できるIDとして機能する。ユーザーは、そのIDを特定のAIエージェントにも関連付けられる。

 次に、Cloudflare「Account Wallet」は、資金を一元管理する中央残高として機能する。このウォレットでは、ステーブルコインを受け取り、保管し、管理できる。

 ユーザーは、個々のAIエージェントに対して「Virtual Wallet(仮想ウォレット)」を割り当てることができ、AIエージェントはVirtual Walletを使ってオンライン上のサービスやリソースの購入を行なえるようになる。

 これらのVirtual Walletには、最初から利用制限機能が組み込まれており、ユーザーは、利用可能な金額の上限、利用を許可する販売者リスト、1回あたりの最大取引額まで自由に設定できる。

 さらに、「Monetization Gateway」と組み合わせると、Cloudflare WalletsとIDの仕組みは、AIエージェントによる決済市場を支える、買い手側と売り手側の両方を備えた基盤となる。

 Cloudflare Walletのハンドル(識別名)の予約受付を8月4日から開始している。ウォレットへの完全なアクセス機能(資金の入金・出金、およびVirtual Walletの発行機能を含む)は、今後数か月以内に提供を開始する予定となっている。