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ウエスタンデジタル、AIデータの未来を保護する量子暗号ハードドライブを発表

 ウエスタンデジタルは、ポスト量子暗号(PQC)を統合した大容量Ultrastar UltraSMRハードディスクドライブを発表した。

 AIインフラが社会の根幹をなすにつれ、データの耐久性とセキュリティの重要性は増す一方で、その保存装置としての必要案件としては、この2点は基盤要件となっている。今回発表されたドライブは現在、複数の顧客と評価を進めており、量子耐性ストレージアーキテクチャに対する高い関心を呼んでいるという。

 社会インフラの基礎を支える部分として、保存データは数年単位ではなく数十年単位で保護されなければならない。

 ウエスタンデジタルのNIST承認の耐量子計算機暗号アルゴリズムを採用したHDDは、量子コンピュータ時代に向けたセキュリティ対策が、すでに理論上だけでなくハードウェアレベルに進展してきていることを表している。

 信頼の基点(Root of Trust)を強化することで、「Harvest Now, Decrypt Later(HNDL: 今収集し、後で解読する)」といった将来的な攻撃手法に対して防御するという。これにより、大規模なデータを、将来の量子コンピュータが行なうであろう暗号解読リスクから保護することが可能となるという。

 同社は標準に準拠したインフラレベルの保護を実装することで、AI時代のデータシステムにおける信頼の新たな基準を確立していくとしている。