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生成AI活用で複雑な商圏を紐解くサービス「商圏レポートAI」刷新

MarketAnalyze 商圏レポートAI

 技研商事インターナショナルは8月3日、生成AIを活用して複雑な商圏を紐解くサービス「MarketAnalyze 商圏レポートAI」のデータ基盤および分析ロジックを大幅にリニューアルし、提供開始した。

 商圏レポートAIは、同社の商圏分析GIS「MarketAnalyzer 5」のレポートオプション機能。全国の任意の地点と商圏の範囲を設定すると、商圏を説明するレポートを自動で出力できる。

 従来の商圏レポートAIは、ハルシネーションを抑え、統計データに基づく冷静なファクトを出力する点において高い信頼性を得てきた。しかし、個別のファクトを列挙することはできても、データ間の因果関係や、その地域が持つ固有の「背景・文脈」にまで踏み込んだストーリー性のあるレポーティングには課題を残していた。

 今回のリニューアルでは、LLMが持つ「街の一般的な印象や雰囲気」の知識を分析に取り入れ、同社独自のエリアセグメントデータ「c-japan」シリーズを特徴量として加えた。また、アンケートの回答をベースとした「消費者ライフスタイルデータ」にも対応した。

商圏レポートAIの特徴

データと街の雰囲気が織りなすストーリー性

 同サービスは、LLMが持つ街のステレオタイプな特徴をあえてコントロールしながら許容し、街の特性が分かる独自データ「c-japan」をはじめとする高精度な客観的データと掛け合わせた。

 LLM由来の街の風景やベースとなる特徴があるからこそ、「なぜこのようなデータ特性が現れるのか」という因果関係(文脈)をAIが自動で解釈できるようになった。

独自データ「c-japan」やサイコグラフィックデータの追加による「深い解釈」

 地域のポテンシャルを多角的に定義するため、レポーティング項目を大幅に拡張。性年代などのデモグラフィックデータに留まらず、価値観や消費行動に迫るサイコグラフィックデータも取り入れ、「注目すべき3つのポイント」「主なペルソナ像」といったマーケティングに役立つレポート項目を追加した。

情報量の上限を撤廃した「HTMLレポート」への移行

 今回追加した特徴量データや、今後さらに進むエリアデータの拡充(拡張性)を見越し、従来のExcel形式(紙面サイズや文字数制限あり)から、出力上限のないWebブラウザで閲覧できるHTML形式のレポートへ移行した。

ビジネスの文脈に最適化する高度なカスタマイズ性

 レポート出力前に、「業種・業態」「利用目的」「強調したいフリーワード(例:単身世帯、世帯年収、外食費など)」を指定すると、ビジネスドメインに最適化された表現のアウトプットが自動生成される。

商圏分析GIS「MarketAnalyzer 5」との高度な連携

 行政界や単純な半径、徒歩・自動車のトラベルタイム商圏だけでなく、ドーナツ商圏、駅商圏、位置情報・人流データから得た「実際の来訪者居住地商圏」など、地図システム側で自由に設定した分析エリア(ジオフェンス)のデータをそのままレポートに反映できる。