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AIコーディングアシスタント「GitHub Copilot」全プランを従量課金制へ

 GitHubは、AIコーディングアシスタント「GitHub Copilot」の全プランにおいて、6月1日より「従量課金制(Usage-based billing)」へ移行すると発表した。これに伴い、従来の「プレミアムリクエスト」に代わり、モデルごとのAPIレートに基づき、トークンの消費量(入力、出力、キャッシュ)に基づいて計算される「GitHub AIクレジット」を導入する。

 これまでは定額で一定のリクエストを処理するモデルだったが、Copilotが単なるエディタ補助から、長時間かつ自律的に動作するエージェント型プラットフォームへと進化したことで、計算リソースの需要が大幅に増大したため、今後は実際の使用量に応じた課金体系となる。

 今回の変更により同社は、実際の使用量と価格をより適切に一致させ、サービスの長期的な信頼性を維持し、ヘビーユーザーに対する制限措置を緩和できるとしている。

 GitHubは、この移行に先立ち5月上旬から、ユーザーや管理者が将来のコストを予測できる「プレビュー版の請求機能」の提供を開始する。

 主な変更点は以下の通り。

・基本プランの価格据え置き
 Copilot Pro(月額10ドル)、Business(月額19ドル)、Enterprise(月額39ドル)などの月額料金自体は変更なし。

・コード補完と次の編集候補表示機能
 すべてのプランに含まれており、追加のクレジット消費なしで利用可能。

・代替体験の廃止
 現在、PRU(ポイント・リソース・ユニット)を使い切ったユーザーは、より低コストのプランに切り替えて作業を継続可能。新しいプランでは、利用状況は利用可能なクレジットと管理者の予算管理によって決定される。

・コードレビュー機能における追加課金
 Copilotによるコードレビューは、AIクレジットに加え、他のGitHub Actionsワークフローと同様に1分あたりの料金で課金される。

 このほか、ビジネス・エンタープライズ向けのプランでは、企業全体で利用料金を共有する仕組みも導入される。これにより、無駄な利用容量を削減でき、各ユーザーの未使用の利用料金を、組織全体で共有することができるようになる。

 また、管理者は企業全体やユーザー単位で予算上限を設定できるようになり、クレジットを使い切った後に追加の利用を許可するか、上限を設けるかを選択できる。