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Microsoft、NVIDIA RTX Spark搭載の新型Surfaceを発表。ローカルで大規模AIを実行可能に

 Microsoftは10月7日、ノートPC「Surface Laptop Ultra」およびAI開発者向けのデスクトップPC「Surface RTX Spark Dev Box」の予約受付を開始した。発売日は「Surface Laptop Ultra」が10月16日、「Surface RTX Spark Dev Box」が11月(米国先行)予定。価格は「Surface Laptop Ultra」が2,599ドルから、「Surface RTX Spark Dev Box」が5,999ドル。

 両製品は、ローカルPCとクラウドの計算資源を組み合わせる同社の「ハイブリッドインテリジェンス」ビジョンを体現するハードウェア。NVIDIAの最新「RTX Spark」スーパーチップを搭載し、クラウドに依存せずローカル環境で大規模なAIモデルや自律AIエージェントを高速実行できる。

「Surface Laptop Ultra」は、クリエイターやAIエンジニア向けに設計されたノートPC。最大6,144コアの「NVIDIA Blackwell RTX GPU」、最大20コアの「NVIDIA Grace CPU」、および最大128GBの統合メモリを1つのチップに集約した「NVIDIA RTX Spark」を採用しており、ローカル環境で最大1ペタフロップス(FP4)のAI処理性能を実現する。これにより、1,200億(120B)パラメータを超える大規模AIモデルをデバイス上で直接実行でき、クラウド通信による遅延やトークンコストを抑えながら、CUDAエコシステムやWindows AIスタックを活用したローカル推論・評価を行なえる。

 本体は厚さ18mm未満で重量約2.04kg以下に抑えつつ、従来比最大2.5倍の熱容量を誇る冷却システムを搭載。ディスプレイには最大2,000ニトのピーク輝度を持つ15インチの「PixelSense Ultra」タッチスクリーンが採用された。インターフェースには、マグネット着脱式USB-C充電規格「Magnetic Connect」のほか、HDMI、USB-A、SDカードリーダーなどが標準搭載し、最大3台の4Kディスプレイ出力に対応する。

 一方の「Surface RTX Spark Dev Box」は、AIエンジニアや技術チーム向けの小型デスクトップPC。「Surface Laptop Ultra」と同じく「NVIDIA RTX Spark」と128GB統合メモリを搭載している。

 同機は開発者向け環境「Project Zenith」イニシアチブの一環と位置づけられており、Visual Studio Code、Git、GitHub CLI、GitHub Copilot、WSL、Python、Nodeなどの環境がセットアップ済みで出荷される。

 さらに、ローカルで実行されるAIエージェントの安全性を確保するため、「Microsoft Execution Containers」による分離環境が提供される。今後は「Microsoft Entra」や「Microsoft Agent 365」と連携し、ユーザー権限とエージェント権限の分離管理も可能になる。