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DNP、AI時代の金融機関向け「マルチトラスト認証」11月提供開始

Keypasco独自のデバイス認証技術で不正取引対策を強化

「DNPマルチトラスト認証」サービス

 大日本印刷(以下、DNP)は9月14日、Lydsec Keypasco Digital Technology(以下、Keypasco)と人やAIエージェントによるデジタルサービスの安全な利用を支える認証の基盤づくりに向けて協業すると発表した。DNPはその一環として金融サービス事業者向けに、本人確認やデバイス認証、リスクベース認証等を組み合わせた「DNPマルチトラスト認証」サービスの提供を11月に開始する。

サービスの概要と特徴

本人確認時の「本人・端末」の情報を、その後の認証まで活用

 同サービスでは、口座開設・会員登録時に確認した本人・端末の情報を、ログインや重要取引時にも活用し、本人であることや利用端末の真正性を継続的に認証する。

バックグラウンドで端末を検証し、利用者の操作負担を抑えながらセキュリティを強化

 利用者の操作負担を軽減しながら安全性を高めるため、パスワードに依存しないFIDO認証等を活用し、利用端末をバックグラウンドで検証する。

IDや認証情報の盗用による不正取引への対策を強化

 Keypasco独自のデバイス認証技術に加え、利用端末やアクセス状況から不正利用のリスクを判定する「リスクベース認証」を活用し、リスクが高いと判断した場合には、取引操作とは異なる経路で利用者本人が取引内容を確認・承認する「2経路認証」を行なう。

 DNPとKeypascoは、同サービスを銀行、証券会社、クレジットカード会社などの金融サービス事業者向けに提供。製造業や行政サービスといった、高い安全性が求められる領域への展開を進める。また、両社は本人確認や端末認証で培った技術・ノウハウを、AIエージェントの真正性や権限等を確認する「Know Your Agent」への応用を目指す。