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ラクス、AI×人で業務システムを自動構築する「ASURACORE」発表

左から、ラクスの取締役兼CAIOの本松慎一郎氏、同代表取締役社長の中村崇則氏

 ラクスは10月14日、AIネイティブプロダクトに関する発表会を開催し、AIと人間の組み合わせによる企業向けカスタム業務システム作成サービス「ASURACORE(アスラコア)」を発表した。発表会では、ラクスの代表取締役社長の中村崇則氏と、同取締役兼CAIOの本松慎一郎氏が登壇し、ASURACOREの販売時期や、グローバル展開などについて説明した。

 両氏によれば、従来のSI(システムインテグレーション)では半年〜1年かかるシステム開発を、最短1か月で提供することを目指しており、ASURACOREの販売は2027年4月を予定。2027年1月より営業活動およびα/β版の提供を開始し、インドネシアを皮切りにASEAN諸国へ展開予定。事業目標としては、2029年3月期にARR10億円の達成を掲げている。サービス名については、阿修羅(Asura)と企業業務の「核(Core)」を組み合わせて命名した。

 ASURACOREは、同社が「楽楽クラウド」のサービス開発・提供を通じて培った業務とシステム開発の知見にAIをかけ合わせ、顧客ごとの業務フローや業務課題に応じた専用の業務システムを構築・提供するサービス。同社のASURACOREディレクターが、顧客から業務課題を聞き取りAIと連携し、要件整理から設計・構築、検証・調整までを行ないシステムを納品する。

 主要なターゲットは、中小企業のバックオフィス部門(経理・総務)および営業管理部門で、料金体系は、プロフェッショナルサービス(初期構築費)が最低60万円〜を想定、サブスクリプションでは、ユーザー数・データベース数・使用コンポーネントに応じた課金体系など、詳細については現在も検討中という。

 パートナー戦略としては、SIerと競合せず共存共栄。SIer側がASURACOREディレクターを担い、同社がプラットフォームを提供するという役割分担という形をとっている。

 このほか、技術的な差別化のポイントでは、楽楽クラウド製品群で培った業務知識をAIに学習させ、汎用AIでは対応困難な業務要件定義を補完し、データベース設計・機能設計の知識を体系化。楽楽販売で実証済みの部品化技術を活用し、品質安定性と短期開発を両立。AI-OCRなど拡張コンポーネントも順次追加予定としている。

ASURACOREの主なポイント

業務を理解するディレクターが顧客の要望を整理し要件定義

 業務の知識を持つ同社のディレクターが、顧客の悩みや要望をヒアリングし、業務の進め方や課題を整理。必要な機能や情報を明確にすることでシステム要件に落とし込み、AIによる設計・構築につなげる。

システム開発の知識を持つAIが必要な情報を確認しながら設計・構築

 AIがシステム開発の知識をもとに、設計・構築に必要な確認事項を的確に洗い出し、システムを構築。同社のディレクターが顧客に確認すべきポイントが明確になるため、少ないやり取りでニーズにあわせたシステムを短期間で構築する。

ディレクターと実際にシステムを使いながら検証・調整し、要望をすぐに反映

 同社のディレクターと顧客が構築したシステムを実際に操作しながら、使い勝手や必要な機能を確認・調整し、顧客の求めるシステムを納品する。