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アスメック、NVIDIA Jetson Thor搭載のロボット向けエッジAI端末

 アスメックは10月13日、台湾のエッジAIソリューションプロバイダー・Aetinaのロボット向けエッジAIコンピュータ「AIE-KT78/68」の取り扱いを開始した。

「AIE-KT78/68」は、協働ロボット(コボット)やヒューマノイドロボット、産業用ロボットアーム、次世代の自律型マシンに向けたエッジAIシステム。NVIDIAが開発した次世代のAIコンピューティング・プラットフォーム「NVIDIA Jetson Thor」を搭載している。

「AIE-KT78/68」の特徴

「NVIDIA Jetson Thor」を2つのモデルで展開

「AIE-KT78」には、NVIDIA Jetson T5000モジュールと、128GBのLPDDR5Xメモリを搭載し、最大2,070 FP4 TFLOPSのAI性能を発揮する。一方の「AIE-KT68」にはNVIDIA Jetson T4000モジュールと64GBのLPDDR5Xメモリを搭載し、最大1,200 FP4 TFLOPSのAI性能を備えている。用途に応じて、性能・消費電力・システムコストのバランスから選択可能だ。

VLAモデルをロボット上で実行

 視覚認識、言語理解、行動生成を1つの判断パイプラインにまとめたVLAモデルを、ロボット本体で実行可能。環境の状況を読み取り、リアルタイムに反応できるうえ、クラウドの遅延を減らせ、データを外部に出さずに運用できる。

大量のセンサーデータを高速に処理

 QSFP28(構成により最大4×25Gbps)と10GbEを2ポート備え、高解像度カメラ、3D LiDAR、レーダー、デプスカメラ、IMUなどからの大容量データを高速に取り込める。GMSL2カメラは最大8台まで接続でき、複数の視点から周囲の空間を把握できる。

EtherCATマスター機能で、AIとモーター制御を直結

 専用の1GbEポートが独立したEtherCATマスターとして動作し、マイクロ秒単位の同期で、上位のAI推論とモーター、関節、センサー、アクチュエーターをつなぐ。認識・判断・制御を1台にまとめられるため、制御用のハードウェアを追加する手間や、複数のプラットフォームの統合負担を減らせる。

現場に強い堅牢性と拡張性

 放熱設計とインターフェイスが、厚さ約80mmの筐体にまとめられている。9〜48VDCの広い電源入力範囲に対応し、−25℃〜+55℃で安定して動作。USB3.2、絶縁型デジタルI/O、M.2拡張スロットも備えている。

NVIDIAのAIソフトウェアスタックに対応

 Linux上で、NVIDIA JetPack 7、CUDA、TensorRT、DeepStream、Holoscan、Isaac ROSなどが利用でき、マルチモーダル推論、画像認識、センサーフュージョン、ロボティクスのアプリケーションを最適化して展開できる。