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Anthropic、選挙とAIの関係性とは? 2026年米中間選挙に向けた備えを公表

 Anthropicは、現地時間の11月3日に行なわれる「2026年米中間選挙」に向けた対応について公表した。

 同社では、Claudeを「政治的な会話に役立つツール」であることと同時に、「選挙関連の悪用」を防ぐことを両立するために、今年になってからも「選挙における安全対策に関する情報」を公開していた。このほど、利用者と政治の動向を知るためにAnthropic Insightsを用い、1週間にわたる25万件の会話を分析した。

 その結果、「Claude.ai」における米国での全会話のうち、政治、公共政策、社会問題に広く触れる会話は約5.75%。この中には、ニュースのフォロー、公共政策に関する学術的または専門的な調査、候補者の情報収集、政府サービスの利用などが含まれている。全会話のうち、選挙や投票に関する会話は約0.51%。ただし、投票日が近づくにつれ、政治や選挙関連の問い合わせの割合は増加すると予想される。

 直接的に、誰に、あるいは何に投票すべきかを尋ねた会話は、米国のClaudeにおいては約0.01%となっており、結果としては小さな数値と見られる。ただし、「候補者が特定の問題についてどのような立場を取っているか?」など、人々がClaudeに、自分自身がどう判断すべきかの周辺情報を知るための質問をしているケースが頻繁に見られるという。ちなみに選挙の公正性に関するポリシーに違反する質問はさらに少なく、会話の約0.002%にしか見られなかったという。

各ドットは、9月21日から27日にかけ、Claude.aiの米国における消費者の会話約25万件から無作為に抽出したサンプルにおける、1万件に1件の会話を表している。このサンプルは、プライバシー保護の方法を使用してClaudeによって分類されている人々は、地政学的な出来事を理解したり、候補者を調査したり、文書を作成したり、授業の課題を支援したり、政策に対する賛否両論を検討したりするためにClaudeを利用しているとしている
政治的な会話の中で人々がクロードに尋ねる内容。会話は、プライバシーを保護したボトムアップ方式で、Anthropic Insightsを通じてグループ化された

 投票日が近づいてきた今、Claudeとの会話の中で信頼できる情報を直接入手できる方法として2つの変更が加えられた。Claude.aiに対し、有権者登録、投票所、選挙日について質問すると、引き続きアメリカの非営利団体「Democracy Works」が提供する有権者登録や投票を支援するWebサイト「TurboVote」へのリンクバナーが表示される。

 また、10月下旬より、米国ユーザー向けにDemocracy Worksから提供される公式の投票情報をClaude.aiの回答に反映させる予定。投票場所や投票所に持参すべき身分証明書について質問したユーザーは、会話を中断することなく、自分の州に特化した回答を受け取ることができる。これらの回答は、Democracy Worksが州および地方の選挙関連情報源から収集した公開情報に基づいている。

 さらに、選挙当日の夜とその後の数日間は、最新の結果を表示するようになるため、利用者が現在の投票数や選挙結果を尋ねた際に、会話の中で最新の公式な数字が直接表示されるようになる。

Democracy Worksが提供する公式投票情報

 これらは現状、米国で行なわれる選挙に対するClaudeの対応策となるが、Claudeは日本を含め世界中で使用されている。また国民性の違いなどから、AIがそれぞれの国でどのように使用されているのか?などの情報に利用者は注視しておくべきだろう。